「群青のファンファーレ」片岡裕貴プロデューサーコメント
――作品の印象を教えてください
本作は一般的な進学の道ではなく、プロの騎手(ジョッキー)を目指し全寮制の競馬学校に入学する8人の少年・少女の青春群像劇です。
そんな彼らの3年間の成長を、加藤誠監督の瑞々しい演出と、アニメーションスタジオLay-duceが挑む騎乗やレースの躍動感あふれる映像、そして澤野弘之さんの激しくも爽やかな楽曲を交えながら描いていきます。
競馬学校という特殊な環境が舞台ですが、10代の彼らの等身大の悩みや成長は視聴者の皆さんにも共感してもらえる内容になっているかと思います。
――制作する上で「特に力を入れたこと・意識したこと」や「特に難しく感じたこと」はありましたか?
普段競馬を見ない方にとっては少しハードルを感じる題材かもしれませんが、本作では競馬学校に入学する学生の視点を通して、騎手に留まらず厩務(きゅうむ)員や調教師、そして馬主や生産牧場の方々など競馬業界全体を描いた作品になっています。
そうした意味ではなじみのない業界を知ることができる“お仕事モノ”のような側面もあり、全13話を見終えたときには競馬やレースの楽しみ方が初心者の方にもお分かりいただけるような内容・構成を意識しました。
競馬に詳しい方もそうでない方もリラックスして物語を楽しんでいただけるとうれしいです!
――視聴者に特に注目してほしいポイントやシーンを教えてください
注目して欲しい点だらけなので悩ましいのですが、メインキャラクターとなる8人の生徒たちそれぞれの個性に注目していただけるとうれしいです。
元アイドルや離島出身の天然児、またイギリス出身のエリートなど一筋縄ではいかないメンツがそろっていますが、現実の競馬学校と同じく、この物語の生徒たちも全員が騎手になれるわけではありません。
彼らがさまざまな事件や葛藤を乗り越えて、自身の夢に向かってどのように選択し、決断し、歩いていくのか、それぞれのキャラクターを見守りつつ、応援していただけたらうれしいです。
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