泉里香(上崎絵津子役)
松本清張原作の作品に初めて参加をさせていただきました。
私が演じる上崎絵津子は会社員とクラブのホステスという2つの顔を持ち、小泉孝太郎さん演じる萩崎に秘密を抱えて近づく役柄です。一見、何不自由のない生活を送れそうな女性なのに、多くのことを抱えながらも強く生きる。その絵津子を取り巻く環境や人間関係、懸命な姿から、私はたくさんの感情に触れさせてもらいました。今作は舞台である80年代の衣装や美術も細部まで楽しんでいただけるドラマになっています。ぜひ、見ていただけるとうれしいです。
上地雄輔(村木満吉役)
コロナ禍で、どうなるか分からない中、皆で無事にクランクアップすることを願って撮影に臨んでいました。本当にスタッフ、キャスト一丸となって、つくりあげた作品だと思います。
小泉孝太郎さんは、今までもご一緒する機会が多かったのですが、ここまで関係性が近い役はなかったのでうれしくもあり不思議な感じでした。普段バラエティーや役柄で前向きなイメージをもたれることが多いのですが、今作品では仲間を想う気持ち、心の葛藤を少しでも表現できたらいいなと挑みました。昔を思い起こされる時代の香りや雰囲気を画面越しにでも感じていただけたらいいなと思っています。
薮宏太(堀口勝役)
この度このような素晴らしい作品に参加させていただきとても光栄です。
小泉孝太郎さんをはじめ、プロフェッショナルな俳優陣の皆さんとお芝居をさせていただくことは毎日とても刺激的でとても実りある時間を過ごさせていただきました。そして“チーム内片”の素晴らしいスタッフの皆様と作品を作ることでお芝居というものにより一層のめり込み、試行錯誤を重ねながら丁寧に演じることができ今後の俳優人生の財産にもなりました。目まぐるしく変わっていく展開に視聴者の皆様も困惑していくと思います。その困惑を逆に楽しんでいただければ幸いです。そのエッセンスになれていればうれしいです。ぜひご覧ください。
陣内孝則(山杉喜太郎役)
松本清張作品の中でも、かなりの問題作でもありかつ重要なキーパーソンの役をいただき感謝いたしております。難しい役でもあり、プレッシャーのかかる現場ではありましたが、内片監督がとても確固たるイメージを持った腕のある方だったので、現場は極めてスムーズに楽しくやらせていただきました。
ちなみに、神戸や彦根ロケに参加させていただきましたが…彦根で食べた近江チャンポン…美味かったです。
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