その言葉とは、12月8日に放送された第28回での一コマ。若い雪衣(岡田結実)は、「なんでお母さんは、私のことをここへ連れてきたん?」と無邪気に尋ねた幼いるいに、「私もよう知らんのです。じゃけど…」と前置きしつつ、穏やかな表情のまま「安子さんは、あきらめたんじゃと思います。女手ひとつでるいちゃんを育てることをあきらめて、雉真の家にお返ししようと決めたんじゃ思います」と告げたのだった。
視聴者からも“呪いの言葉”と受け止められたこの場面。放送されると「小さい子にそんなこと言う?」「悪意しか感じない」「雪衣さんの圧倒的不穏感。何かしたわけでもないけど、イヤ~な感じ…」といった声が続出した。
「みんな間違うんです」
雪衣の視点から見ると、その言葉はまた少し違って聞こえてくる。それでも「いたいけなるいちゃんに、ひでこと言うてしもた」「生きとるうちに、安子さんに謝りたかった」と後悔を口にした雪衣に「雪衣さんも、ずっとつらかったんだね…」「橘のお墓を守っていたのも、安子への償いの気持ちだったのかな」「本当は優しい人だったんだ」と同情の声が上がり、TwitterとYahoo!検索ランキングともに「雪衣さん」がトレンド上位に浮上する反響となった。
そして雪衣は旅立った。雪衣の懺悔に応えてるいが口にした「みんな間違うんです、みんな」の一言にも感動の声が上がった第107回。第108回からの第22週では、安子、るい、ひなた3世代の物語の締めくくりが描かれる。