12月5日(土)から公開されるアニメ映画「カールじいさんの空飛ぶ家」のプレミア試写会が19日、都内で行われ、プロモーション監督を務めるプロ野球・東北楽天前監督の野村克也氏と夫人の沙知代さんが出席した。
本作は、最愛の妻・エリーを亡くした78歳のカールが、妻との約束を果たすため、自宅に風船を付けて空に冒険の旅に出て、悲しみから再生していく姿を描く。
本作のテーマである夫婦愛と11月22日の“いい夫婦の日”にちなみ、一足先に“いい夫婦プレミア”と題して行われた本イベント。野村前監督は、黒ぶち眼鏡に白髪のかつらをかぶり、カールじいさんに成り切っての登場。沙知代夫人は、エリーをイメージして野村前監督がプロデュースし、桂由美さんがコーディネートした華麗なウエディングドレス姿で現れた。
作品について野村前監督は「カールじいさんは気の毒に奥さんに先立たれましたが、わが家はうるさい母ちゃんがいるおかげで元気でいます。そこはちょっと違いますが、映画は自分の夫婦生活と重ね合わせながら非常に楽しく見ました。本当にほほ笑ましい夫婦愛にあふれた映画なので、ぜひ多くのご夫婦に見ていただきたいです」と魅力をアピールした。
沙知代夫人は「ウエディングドレスを着させていただいて何だかよみがえったような気持ちでここにいます。結婚式というのはやったことがないものですから、今日はドレスを着られてウキウキです」と笑顔を見せた。
また、本作で描かれた夫婦のかけがえのなさについて、野村前監督は「人間ってやっかいでね。こうしてそばにいる時は何も感じないんですけど、この人がどっかに行っちゃったら、その時に初めていろいろ感じるものがあると思うんです」としみじみとコメント。沙知代夫人も「わたしもそうです」と同意し、カールとエリーにも負けない仲むつまじさを披露していた。
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