伊藤英明、上白石萌歌、小澤征悦、平野隆監督、スギちゃんが4月1日、都内で行われた映画「KAPPEI カッペイ」の大爆笑御礼舞台あいさつに登壇した。
伊藤英明「退屈だったから出てきてやったぜぇ〜」
MCの呼び込みでキャストと監督が登場するが、主演の伊藤の代わりにスギちゃんの姿が。「短い時間ですけど、楽しんでください」と挨拶し、役作りの苦労を伊藤になりきって語ると、上白石も「こういうふうに伊藤さんにも来ていただいたことですし」、小澤も「英明をはじめ、素晴らしいキャストと共演できたことを嬉しく思っています」などとスギちゃんについて指摘することなくトークを続けた。
すると伊藤が「おいおいおいおい！ 退屈だったから出てきてやったぜぇ〜。話の途中で出てきてやったぜぇ。ワイルドだろ～？」とペットボトルのコーラを持って、勝平の衣装でワイルドに登場。「飲まないのにキャップを捨ててやったぜぇ。ワイルドだろ？」と言って、コーラをスギちゃんの足元に置いた。
伊藤英明とスギちゃん、ジージャンを交換
伊藤は「一応、衣装も用意してもらってたんですけど、たった30分のためにスギちゃんが来てくれたので、僕もスギちゃんになりきろうかなって」と、勝平の衣装で登場した理由を明かし、「YouTubeを観て、スギちゃんを研究してきたんです。だから、コーラも領収書をもらってこなかったぜぇ」と、スギちゃんのモノマネを気に入ってる様子がうかがえた。
スギちゃんは“エイプリルフールゲスト”として今回のイベントに呼ばれたとのこと。伊藤が「本当は袋に入れて(勝平の)衣装をスギちゃんにプレゼントしようと思ってたんです。でも、着ちゃったので、サッカー選手が試合後にするように交換したいです」と提案すると、スギちゃんは「交換ですか？ 僕も渡すんですか？ オレ、(ジージャンが)何着もないんですけど」ととまどいながらも、ユニフォームならぬジージャンの交換に応じた。
さらに伊藤は「なんなら時計も交換しようぜ」と追加提案するが、「いやだぜぇ。いくらしたと思ってるんだ？」と拒否するスギちゃん。テレビ番組の中で高額で購入したことを知っていた伊藤は、「もう一度言うけど、その時計はダメなのか？」と食い下がるが、「当たり前だぜ！ 648万円もしたんだぜ！」と再度拒否。その後も、“KAPPEI”の文字が入った手袋との交換申し出にも拒否していた。
映画「KAPPEI カッペイ」は現在全国東宝系にて公開中。本作は「デトロイト・メタル・シティ」などで知られる若杉公徳の漫画を実写化したもの。ノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく人里離れた地で殺人拳・無戒殺風拳の修行に人生を捧げてきた勝平たち。しかし、世界が滅亡する気配は一向に感じられず、師範から“解散”を命じられ、それぞれ東京の地へと流れ着いた。そんな終末の戦士たちの遅すぎた青春を描いたエンターテイメント作品となっている。
取材、文＝田中隆信
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