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“ロックな男”中村達也が素で挑んだ主演映画「蘇りの血」が間もなく公開!

2009/11/27 12:30

「役者ではない自分が必死に演じているのでお楽しみください」とPRした中村達也(写真左から2人目)
「役者ではない自分が必死に演じているのでお楽しみください」とPRした中村達也(写真左から2人目)

12月19日(土)から公開される映画「蘇りの血」が25日、第10回東京フィルメックスの特別招待作品として上映され、主演の中村達也、草刈麻有、渋川清彦、マメ山田と、豊田利晃監督が舞台あいさつを行った。

本作は、浄瑠璃などの演目で知られる「小栗判官」をモチーフとしたファンタジー。闇の世界をつかさどる大王(渋川)に殺されたオグリ(中村)をよみがえらせるため、テルテ(草刈)が“蘇生の湯”を目指して旅する物語だ。

ロックバンド・BLANKEY JET CITYの元メンバーで、現在もドラマーとして活動している中村は「映画で主演という重要な役割を頂きました。役者ではない自分が必死に演じているのでお楽しみください」とあいさつ。これまでにも映画「涙そうそう」('06年)などにも出演しているが、「役者じゃないというコンプレックスはずっとあったんです。どういう気持ちでカメラの前に立ったらいいのか、毎日考えていました。自分のまま、そのまんまで演じていたつもりです」と慣れない俳優業に苦戦したことを明かした。

草刈正雄の娘で、モデルとしても活躍中の草刈は「テルテはとてもいちずな女の子です。そういう部分はわたしと似ているので演じやすかったですね」と撮影を振り返った。

撮影は昨夏、青森県の下北半島で行われた。豊田監督作品の常連であるマメ山田は「恐山の近くにある森の中で撮影したんです。硫黄のにおいが充満していて火を付けたら爆発しそうでしたが、なかなかいい場所でしたよ」とコメント。撮影場所にこだわりがあったという豊田監督は、4年ぶりにメガホンを取った本作について、「下北半島を舞台に10日間で撮影した作品です。大きい意味での愛の映画になっています」と作品への思いを語った。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

映画「蘇りの血」
12月19日(土)より渋谷ユーロスペースほかにて全国順次公開

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