最終話目前!23年分の思いを込めた集大成「言葉に踊らされず、自分の確かな目で真実を見極めて」<「科捜研の女」インタビュー>

2022/04/06 05:00 配信

ドラマ インタビュー

「科捜研の女 season21」最終話より (C)テレビ朝日

機械の値段を知り愕然(がくぜん)!


――風間さん、斉藤さん、渡部さん、山本さんへ質問です。最終話で再び登場する最先端AIの性能には見る度驚かされますが、皆さんがこれまでのシリーズ内で一番驚いた「最新科学技術アイテム」は何ですか?

風間:僕が演じる宇佐見の部屋には、すごい機械がたくさん入っているのですが、高度過ぎちゃって「これ何に使うのかな?」というものがたくさんあるんです。使い方を教えてもらって演技はするのですが、もうちょっと使いこなしたいなというふうに思っていました。

また、最初の方は知識がなかったので、機械の上にコーヒーのカップとかを置いていたんです。ある日「この機械、1億円くらいするんです」と言われたときには驚きました。それからはすごく気を付けるようになりました(笑)。でも、僕はその1億円の機械の良さをまだ知らないので、もっと知らなくてはいけないなと思います。

斉藤:私は役柄的にもそうなのですが、作中に出てくる最新の科学技術は実はいつもあまり分かっていないんですよ。なので、その分かっていない感じが自然に演技にも生かせていると思います。あとは、「指紋ってあんなに簡単にスキャンできて、あんなにすぐに分かるんだ」という素朴な疑問を今でも持っています。

渡部:ドローンですね。恐らく一昔前までは、ドローンを捜査で使うことなんてなかったと思うんです。呂太は、初登場のシーンでもドローンを使ってマリコさんと一緒に捜査をしたりしました。ドローンの操作は呂太が担当することが多く、第15話でも使ったので、特に「season 21」では、事件の捜査や災害現場でもドローンが活躍する時代がきているのだなと、科学の進歩を感じました。

山本:私が演じる亜美が使っている機械ではないのですが、斉藤さん演じる所長が使っている“箱の中に衣類を入れて衣類に付いた掌紋を浮かび上がらせる”機械があるのですが、あれはすごいなと思いますね。

斉藤:普通の機械じゃないんだよね。

山本:所長のお手伝いとしてその機械を使ったときに「こんなのがあるんだ!?」とびっくりしました。

――最後に、沢口さんに伺います。最終話はネットの世論が操られることによる犯行といった、現代ならではのテーマがポイントになってきますが、最終話を通して伝えたいメッセージを教えてください。

今回は、ネット上のフェイクニュースに大衆が誘導されることによって犯罪まで起きてしまうといった物語が描かれています。本当に今はネットの時代で、情報にあふれ、言葉にあふれています。決して言葉に踊らされず、自分の確かな目で真実を見極めることの大切さがメッセージとして含まれていると思います。ぜひ楽しんでご覧ください。

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