4月に放送45周年を迎えた「ポンキッキーズ」(毎週日曜朝8:00-8:55BSフジ)がリニューアルし、新MCに“イケメン落語家”として話題の春風亭昇々とシンガーソングライター・藤原さくらが抜てきされた。
今回収録を終えた昇々にインタビューを敢行。収録の感想や番組への意気込みを聞いた。
――番組がスタートして1カ月がたちましたが、落語界の反響はどうですか?
春風亭昇太師匠やいろいろな方に「え、何?『ポンキッキーズ』のMCしてるの?」と言われますね(笑)。寄席に来るお客さんも、MCに大きな拍手をしてくれました。
「ポンキッキーズ」を落語界の人と落語界のお客さんが見るという、いまだかつてない状況です(笑)。
――では、一緒にMCを務める藤原さくらさんは、どんな方ですか?
初対面ですが、気を使わなくていいし、とてもやりやすいです。元気な女の子で、僕のこともいじってくれます。藤原さくらちゃんがふざけて、僕がツッコむ、というような役割ができつつあります。
――MCをやるに当たり、昇太師匠からアドバイスはありましたか?
「とにかくスタッフの方と仲良くやれよ」と言ってくださいますし、「難しいよな」という感じで共感してくださいます。
僕たちはなし家が高座に上がる時は、お客さんがいて自分しか台本を知らない状況です。でも、番組では(スタジオに)カメラさんやたくさんのスタッフの方がいる中でやらなければならないので、難しいですね。
――番組では、さまざまな企画をやられていますね。
落語に限らず何かを作ることが好きなので、落語はもちろん一発ギャグも自分で考えています。一番楽しいのは、一発ギャグのコーナーですね。イキイキできるし、一人で見返してゲラゲラと笑っています。
元々、YouTubeでギャグや一人コントをやったこともあるし、そういうのが好きなんですよ。「からだでプログラミング」のコーナーでは博士を演じていているのですが、一人コントみたいで面白いです。MCも一つのコントと捉えて臨んでいます。
「ポンキッキーズ」では、落語を使って壮大でバラエティーに富んだコントをしているような感じです。
――番組では子供たちと共演されていますが、子供はお好きですか?
子供好きですね。街で幼稚園児がキャリーに乗ってるところを見掛けると、変な人だと思わるくらいずっと見てしまいます。変なおじさんと思われないように話し掛けはしませんけど(笑)。
いつかは子供たちから「『ポンキッキーズ』の昇々さんだ!」と言われて一緒に遊びたいですね。
――番組で披露する「ぜんまいらくご」は普段の寄席などの落語とは違いますか?
普段は何もないところから自分でストーリーを考えます。でも、番組では「浦島太郎」や「桃太郎」とか、おとぎ話をベースに、一つの物語を分割して1話ごとにオチを付けていますし、各話にある伏線が最終話で生きてきますので、幼稚園児から小学校高学年までみんなが楽しめる内容になっています。
自分で言うのもなんですけど、天才的に作る才能があると思います!(笑) 放送中の「浦島太郎」を見てください! いい感じのオチになっていますので!
――最後に番組の見どころをお願いします。
さくらちゃんもPちゃんもガチャピン、ムックも、僕も、みんながみんなのいい部分を引き出して、それが融合して(番組が)できています。おもちゃ箱をひっくり返したような、みんなで楽しめる番組です。
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