吉岡里帆が初めて主演を務める舞台「パルコ・プロデュース2022『スルメが丘は花の匂い』」のキャスト、ビジュアルが発表された。
本作の作・演出を手掛けるのは、2013年に「キングオブコント」で優勝したコント師でありながら、自身が主宰する「劇団かもめんたる」の作品「GOOD PETS FOR THE GOD」(2019年)と「君とならどんな夕暮れも怖くない」(2020年)が、岸田國士戯曲賞候補作にノミネートされるなど、劇作家・演出家としても近年注目を集める岩崎う大(かもめんたる)。岩崎がプロデュース公演の作・演出を手掛けるのは、今回が初めてとなる。
伊藤あさひ、鞘師里保らが出演
舞台初主演に挑む吉岡が演じるのは主人公・縁緑(えにしみどり)。シンデレラや浦島太郎など童話の登場人物が生まれる不思議な世界に迷い込んでしまった会社員・緑は、「スルメ姫」という物語の主人公として生まれた少女クロエと出会う。緑の登場により混乱していく「スルメ姫」の物語。物語を成立させようと必死な登場人物たち。いったいどんな結末を迎えるのか。果たして緑は元の世界へ戻ることができるのか。
劇団かもめんたるの過去公演では宇宙人、未来人、ヒューマノイドと、現代人の“外”からの視点で「人間」が描かれてきた。本作は、童話の世界を舞台に、少女たちの交流が描かれる唯一無二の「岩崎う大流」ファンタジー・コメディーとなる。
クロエの幼なじみであるトムと王子の2役には、「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」で主演を務め、映画「私がモテてどうすんだ」やドラマ「俺のスカート、どこ行った？」「4分間のマリーゴールド」などに出演し、連続テレビ小説「エール」で注目度を高めた伊藤あさひ。皆にスルメ姫と呼ばれているクロエは、元モーニング娘。の鞘師里保。、クロエの父・ハンスは岩崎う大が演じる。
また、クロエの幼なじみでトムの姉・ジーノ役を牧野莉佳、クロエの母・レベッカ役を「劇団かもめんたる」のもりももこが務める他、旅人役に小椋大輔、スルメが丘に住む預言者・ノバ役にふせえりが決定した。
「スルメが丘」ワールド全開のビジュアル完成
本作のビジュアル制作では、「Heaven by Marc Jacobs」のセカンドシーズンにコントリビューターとして参加するなど、国内外で広くクリエーションを行っているanccoをキャラクターデザインに起用。POPで不思議な「スルメが丘」ワールド全開なビジュアルが完成した。
「パルコ・プロデュース2022『スルメが丘は花の匂い』」は、7月22日(金)から7月31日(日)まで東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演。8月には大阪ほか6カ所を巡演する。
