――演じる玉乃井は、恋するボクサーなんですよね?
そうです(笑)。マネージャーの西山愛(吉柳咲良)が好きなんですけど、恋愛部分は玉乃井の見どころになると思います。恋模様がすっごく面白くて、たぶん笑えると思います。
――役としては、同じボクシング部の友部陸(佐久本)といつも一緒にいる感じですか?
そうです。ニコイチみたいなキャラクターなので、演じる宝とはどんなことができるか、アイデアを出し合ってます。ふざけられるところは存分にふざけたいなと思って。部員の伊庭海斗(高橋)も水野あかり(山田)も真面目で、物語のスパイスとしてふざけられるキャラクターがほかにいないので、玉乃井と友部がふざけないと真面目な集まりになってしまうので、2人で芝居のなかで遊んでいます。
――撮影現場は、どんな雰囲気ですか?
最初は空気が張り詰めていました。みんな、木村さんのオーラにビビってましたね(笑)。
――木村さん演じる桐沢祥吾と初めて会うシーンは、脚本内でも生徒が緊張しているので、演技がいらないですね?(笑)
そうなんですよ! きっと、みんな、素の気持ちをうまく利用して演技してたんじゃないかと思います。心の中の「木村拓哉さんだ!」という気持ちを、桐沢コーチに向けていたのではないかと思います。でも、木村さんはとてもユーモラスな方で笑わせてくださるので、最近はよく笑ってますが、締めるところは締めるのでオンオフがきっちりした現場になってますね。木村さんはカメラが回っていないところでも、みんなにボクシングを教えてくださるんです。打ち方とか、姿勢とか。本番以外でも、リアルに桐沢さんに教わっています!
――木村さんとのやりとりで印象なエピソードはありますか?
第4話のある撮影で、木村さんが「このシーン、どうしたい? 違和感ある?」と僕に聞いてくださったんです。親身に話を聞いてくれ、「じゃあ、俺、こうしてみるわ」と演技プランで応えてくださったことが、すごくうれしかったです。
――満島さんをはじめ、安田顕さん、富田靖子さん、八嶋智人さん、内田有紀さん、生瀬勝久さんなど先生方のキャスティングもすごいですよね?
ですよね! 先生方のシーンはすごいことになっていると聞いたので、早くご一緒したいです。皆さんに揉まれたいです! まだ職員室に行く機会がないので、早く職員室に行ってみたい!
――最後に、ドラマ「未来への10カウント」の見どころを教えてください。
桐沢先生の復活劇であり、廃部寸前のボクシング部の復活劇でもあり、折原先生(満島)の復活劇でもある。みんなの復活劇が熱いんですけど、笑いもあって、同時にメッセージ性もあるので、すごく見応えのあるドラマになるんだろうなと思います。
それから、脚本を読んでいるだけでも、「このせりふ、どういうテンションで言うのかな?」と予想のつかないものもあって、すごくワクワクしてます。特に先生と学生たちのやりとりは現場で混ざって、そこで生まれるアクシデントいう最高の瞬間がたくさん見られるんじゃないかなと、今から楽しみで。毎日、熱いシーンを撮って、心を揺さぶられているので、すごいドラマになる予感を現場でひしひしと感じています。ぜひ見てください!
※高橋海人の高は正しくは「はしご高」
◆取材・文=及川静
公式HP:http://dongyu.co.jp/profile/ryotabando/
公式Twitter:@bando_ryota
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松竹