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脚本家・岸本鮎佳の劇団“艶∞ポリス”、2017年注目作を大幅リメイクした最新公演「飛んでる最高」4月13日(水)より上演

2022/04/12 22:30

第十一回公演「飛んでる最高」4月13日(水)より上演
第十一回公演「飛んでる最高」4月13日(水)より上演※提供写真

YOASOBI原案の映画「たぶん」脚本やドラマ「主夫メゾン」全話脚本、黒谷友香・基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)ら出演舞台「あの子より、私。」作・演出などを手掛けた岸本鮎佳が、主宰・脚本・演出を務める劇団「艶∞ポリス(ツヤポリス)」。3年ぶりの本公演として、2017年に上演した空港を舞台にした短編オムニバス「個性が強すぎるのかもしれない」を大幅リメイクした第十一回公演「飛んでる最高」を4月13日(水)から下北沢・駅前劇場で上演する。3年ぶりの公演で、岸本は「やはり単純に笑えて、明るい気持ちになる演劇を観たい」と、再演を決めたという。その思いを聞いた。

過去作のリメイクに当たって、岸本は「今まで過去の作品を再演しようと思ったことは一度もありません。3年ぶりの公演で何をやるか、と考えた時に私が一番今見たい演劇は何だろうと考えました。その結果、やはり単純に笑えて、明るい気持ちになる演劇を観たいと思いました」と語る。

再演を決めた過去作については、「そんな時、過去に上演した『個性が強すぎるのかもしれない』とか良いんじゃない?と、友人がお勧めしてくれました。なので、友人の勧めです(笑)。空港を舞台にしているということで、今海外旅行に行きづらい世の中なので、みんな行きたいという思いが高まっていると思いますし、ピッタリだな、と」というシンプルな理由も明かした。

さらにリメイクの内容について聞くと、「ほとんど書き換えています。オムニバスなので、初めのエピソードは少しだけ書き換えましたが、設定と構成だけそのままにして、他のエピソードは全て新作です。演じる役者が私以外全員違うので、当然役柄は、それぞれの役者の個性を生かせるように、全て書き換えました。なので、当たり前ですが作品全体の印象も大きく変わると思います」とコメント。

最後に、「コロナ禍で、旅に行くことの意識の変化や憧れなどを、素直に盛り込みました。そして、明るくて、希望のあるお話に生まれ変わりました」と思いを伝えた。

【写真を見る】ドラマ「主夫メゾン」全話脚本を手掛けるなど注目の脚本家・岸本鮎佳
【写真を見る】ドラマ「主夫メゾン」全話脚本を手掛けるなど注目の脚本家・岸本鮎佳※提供写真


同劇団は2013年に旗揚げ。身近にいそうな“個性が強い”キャラクターをデフォルメしコミカルに魅せながら、なにげない会話のやり取りを通して、コンプレックスも個性と認め、人との絶妙な距離感をあぶり出す作風が特徴。

今回大幅リメイクする第七回公演「個性が強すぎるのかもしれない」は、「恥ずかしい」をテーマに、空港の出発ロビーにいあわせた人々を中心に、岸本独自の着眼点・人間観察によって描かれた短編オムニバス。「見ていて恥ずかしい…」、でも誰しもが身近にいそうと思える個性豊かな登場人物たちが次々現れ、観客を笑わせた。 同作は初日から好評を博しロングラン上演に繋がり、岸本がテレビや外部舞台を手掛けるきっかけにもなった注目作。

再演で登場するのも個性豊かな9人のキャスト。劇団「ゆうめい」や「ブス会」など舞台出演のほかドラマ「日本沈没ー希望のひとー」(TBS)に出演した高野ゆらこ。舞台や多数の朗読劇のほか、映画「純猥談『私もただの女の子なんだ』」主演やアニメ・ラジオなどで活躍する太田将熙。映画「すばらしき世界」「はるヲうるひと」出演や佐藤二朗主宰舞台「ちからざわ」などに出演した今藤洋子。ナイロン100℃退団後に劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」の旗揚げ参加以降数多くの舞台に出演のほか幅広く活動を続ける小林タカ鹿。そして渋江譲二、関絵里子、奥村佳代、山田瑞紀、岸本鮎佳らが出演する。

岸本鮎佳コメント


艶∞ポリスの本公演としては、かなり久しぶりの公演になります。 コロナ禍でなかなか気持ち良く演劇をやれない状況下ですが、いつまでもやらない訳にもいきません。

コロナ禍で、私が一番観たい演劇はやはり艶∞ポリスの原点である「笑い」でした。「笑い」のある演劇をつくりたいという純粋な想いを形にするべく、題材を考えました。

2017 年に上演した短編オムニバス群像劇「個性が強すぎるかもしれない」を何気なく見返していた時、 今もし自分が作るのであれば、確実にこれ以上に笑える面白い作品に生まれ変わることができると思いました。 これまで再演は一度もやってきませんでしたが、 過去の作品と向き合い、リメイクするということに挑戦したくなり、この公演を開催する運びになりました。

慣れ親しんだ劇場である「駅前劇場」で、その再出発となる作品を作れたらと思っています。 何も考えずに、構えずに、ただただ楽しめる作品づくりを目指しています。

「飛んでる最高」あらすじ


この瞬間を、どれだけ待ったことだろう…
ようやく迎えることのできるこの瞬間…
ライスター航空218便ホノルル行きが、間もなく羽田空港から旅立とうとしている。
当然、乗客たちは皆、浮かれている。

「今回の旅行で最高の気分になった瞬間は??」って聞かれたら、何て答える??
ワイキキビーチ?ダイアモンドヘッド?アラモアナショッピングセンター?
ロイヤルハワイアンの朝食ビュッフェ?
いいえ…私はこう答えるの。

「行きの飛行機!!!」
いつだって、旅の始まりが一番楽しいもの!空港最高!!!とりあえず、私、飛びたい。

ハワイに行きたい人々が、空港を舞台に繰り広げる群像会話劇。

第十一回公演「飛んでる最高」
第十一回公演「飛んでる最高」※提供写真

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

艶∞ポリス 第十一回公演「飛んでる最高」
脚本・演出:岸本鮎佳
出演:高野ゆらこ 渋江譲二 太田将熙/関絵里子 奥村佳代 山田瑞紀 岸本鮎佳/小林タカ鹿 今藤洋子
日程:2022年4月13日(水)~4月23日(日) 全14ステージ
会場:駅前劇場(東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F)
料金:前売4500円/当日4800円 ローソンチケット・こりっちチケットにて発売中

■艶∞ポリスTwitterはこちら→@tsuyapori
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