小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第15回「足固めの儀式」が4月17日に放送された。御家人たちの謀反計画を知った頼朝(大泉洋)は、上総広常(佐藤浩市)のみを“見せしめ”として殺すことに決めた。義時(小栗)が猛反対する声も届かず、広常は絶命。頼れる男として物語の重要人物であった広常の最期は、視聴者にも衝撃が走った。 (以下、ネタバレが含まれます)
視聴者人気も高かった男“広常”の最期
三谷幸喜が脚本を務める「鎌倉殿の13人」は、源頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした男・北条義時と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。放送後、Twitterのトレンドランキング1位はもちろん、番組関連ワードが並ぶ話題作であるが、第15回の放送では「上総介殿」「大泉のせい」「佐藤浩市」「三谷幸喜」「頼朝嫌い」など、多くの言葉がランクインした。
広常のことを頼朝と大江広元(栗原英雄)は「最も頼りになる者は、最も恐ろしい」と評していた。荒々しさの中に、素直で繊細な人間味も持ち合わせている広常は、視聴者からの注目度も高く、登場する度に話題となっていた。
広常が義時に助けを乞う
「いつまで待たせんだよ、武衛は」。そう言って威勢よく、御家人の集まる部屋にやって来た広常。景時(中村獅童)に誘われて双六に興じていた矢先、景時から突如として斬りつけられた。
広常のその目を丸くして驚いた表情は、何が起きたのかさえ分からないという顔。景時が「御所に攻め入り、鎌倉殿を亡き者にせんと企んだ。その咎によってここに成敗いたす」と高らかに声を上げると、広常は「小四郎、小四郎」と義時に助けを乞うも、義時は下を向いて涙を流すのみ。
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