「17才の帝国」はSF要素がありつつ、アニメっぽさも
一方、5月7日(土)スタートのドラマ「17才の帝国」(NHK総合)では、AIで選ばれた17才の総理・真木亜蘭(神尾楓珠)の補佐官・茶川(さがわ)サチ役として出演する山田。最先端のAIが選んだ「最も総理にふさわしい人物は17才の少年だった」という奇想天外な物語の見どころも聞いた。
――近未来の「実験都市UA(ウーア)」を舞台にした今作は、設定からユニークなドラマですね。
脚本を担当されているのが「けいおん!」や「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」などの人気アニメの脚本を手掛けている吉田玲子さんなので、SF要素がありつつ、アニメっぽさもあるんです。今まで経験したことのない作品でセリフにもアニメっぽさがあったので、そこをどう表現しようかと悩みながらも楽しんで演じました。
――世界観やセリフだけでなく、SFらしいメガネなど登場する小道具も面白そうだなと思いました。
あのグラスはよく登場するんですけど、撮影時は、実際オンエアされたときにどう見えるかが分からなかったので、一度、どんなものが見えるのかサンプル画面を見せてもらいました。その後は常に想像力を働かせながらお芝居していました。
物語では技術的な面が進んでいる分、変わらない人間の本質が際立って見えて、そういうところも面白いなと思います。また、高校生が政治を行ったり、AIが政治に関与したりするとどうなるのか?ということがファンタジー要素を取り入れつつリアルに描かれていて、そこは新感覚だと思いました。
――山田さん演じる茶川サチはどんな子ですか?
サチは特別何かの能力が高いというわけでなく、すごく普通の感覚の子で、いろいろ分からなくてどうしようとワタワタしている感じです。そんなサチが政治の世界に入っていくので、すごく緊張感がありました。