頼朝の前に政子と現れた大姫は、義高を慕っており、隠し持っていた小刀を自分に突きつけ「冠者殿がいなくなったら、私も死にます」と懇願する。大姫と政子の気持ちに頼朝が折れて、義高を殺すなという指示を出した矢先に、首桶(くびおけ)を手にした男が現れた。一歩遅かったのである。
一連の悲劇を許せない政子の一言により、義高の命を奪った者が処刑され、頼朝に謀反を企んだ罪で忠頼が成敗された。まさに誰も止められない“鬼”のようになってしまった頼朝に、義時は感情の何か大事な部分をひとつ捨ててきたような虚無な表情を浮かべ、我が子を抱っこした。
若き義高の死。これまでも兄・宗時(片岡愛之助)や上総広常(佐藤浩市)ら大切な人を次々と失ってきた義時の心の変化や悲劇の連鎖に、SNSもため息交じり。「いやいや…ちょっとしんどいな」「義時くんから目の輝きが消えた」「義高が大姫と遊んだ毬(まり)を持ってたの見て涙止まらない」等、明るい兆しのない展開に視聴者も同情の声を上げている。
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