今田美桜“麻理鈴”、「女性らしさ」「男性らしさ」にとらわれる鈴木伸之“小野”に立ち向かう『勝負です!』<悪女(わる)>
そんな中、峰岸が地下の備品管理室から姿を消す。峰岸が役員フロアにいたと山瀬(高橋文哉)から聞かされた麻理鈴は、「田中を置いていってしまったのか」とショックを受ける。
一方、小野は川端の企画意図を理解しないまま、アバターに性別や年齢を設けた“使いやすい”サイトに軌道修正してしまう。それを知った鬼丸は「つまらない」と企画を降板。それでも、「女性らしさ」「男性らしさ」という価値観にとらわれ続ける小野に限界を迎えた光も、プロジェクトから降りてしまう。
――という物語が描かれる。
今田美桜“麻理鈴”「女とか男とか関係なく、このプロジェクトに必要だからです」
公式ホームページなどで見ることができる予告動画では、笑顔でT・Oさんとハグをする麻理鈴の姿が。しかし、これは麻理鈴の妄想で、“出世の登竜門”と言われる周年プロジェクトに参加することになり、「T・Oさんに見てもらえる…!」と浮かれている様子だ。
そんな中、プログラムのリーダーを務める小野が「女は気楽でいいよ」と女性を見下しているような発言をするシーンも。同チームの光は、麻理鈴に「フェミニストはテロリストって思われる」と会社での女性の立場や考え方の古さを嘆く。
また、鬼丸との会食では、小野が鬼丸から「あなたの感覚は古すぎる」と冷静に告げられる。さらに、光も「女を下に見ている」と小野の態度に苦言を呈し、プロジェクトを降板。男女格差により、チームが分裂してしまう。
その状況に直面した麻理鈴は、峰岸に「女と男はどうやったら仲良く働けるんですか?」と相談するが、峰岸は麻理鈴を完全に無視。麻理鈴はショックを受けるが、そんな中でも自分で考えて行動をして、小野に「勝負です!」と宣言する。さらに「女とか男とか関係なく、このプロジェクトに必要だからです」とまっすぐに訴えかけ、男女格差という問題に立ち向かう。