俳優の大谷亮平が5月3日、都内で開催された「Spotify 独占配信『BATMAN 葬られた真実』」の公開記念イベントに、歌手の中島美嘉と共に出席。役を演じた感想や、同作品のおすすめの視聴方法を伝えた。
「声だけで表現する難しさもあった」
同作品のキャストに選ばれたときの心境を尋ねられた大谷は「めちゃくちゃ光栄でした。興奮もしましたし、またすごい役が来たなとうれしく思いました」と喜びをあらわに。
バットマンを演じたことについては「声だけで表現する難しさもあったんですけど、逆に言えば声だけに集中できるので、声に気持ちをのせて役になりきるっていうことを肝に銘じて、とにかく楽しみました」と振り返った。
また、バットマンの変身前と変身後の演じ分けが難しかったとも話す大谷は「『(自分でも)最後はどっちかよく分からなくなってごちゃごちゃしたんですけど、(声を)変えて演じたので、少しでも気付いてくれたらうれしいです」と口にした。
ゴッサムシティを守る刑事のバーバラ・ゴードン役を務めた中島は「刑事役って専門用語がいっぱいあるので、『どうやったら自然に言えるのかな』って考えたんですけど、やりながら楽しむのが一番だと思ったので、緊張しつつも楽しませてもらいました」と回顧。
演じる上でアドバイスをもらったとも話し、「(台本を)読んでいるだけでは想像がつかなかなくて、『ここはもうちょっと叫んでいい』とかアドバイスをしていただきました。ちょっと歌と似ているところがありますね」と語った。
同作を鑑賞する際のおすすめシチュエーションを問われると、大谷は「家の明かりを消して、暗闇の中で聴いてほしいです。そうするとゴッサムシティに紛れ込んだかのような世界に引き込んでくれると思います。あと、イヤホンで聴くのもいいです」と回答。
続けて、「リラックスして聴くのもいいんですけど、集中して神経を研ぎ澄ますことで、よりバットマンの世界観に入れるので没入できます」と呼び掛けた。
◆取材・文=大野代樹