5月7日に初日を迎えたミュージカル「四月は君の嘘」が東京・日生劇場で初日を迎え、6日、7日に行われたゲネプロの様子や、出演者のコメントが公開された。
本作は、これまでにテレビアニメ化、実写映画化もされている新川直哉のコミック「四月は君の嘘」をミュージカル化したもの。
かつて指導者だった母から厳しい指導を受けて、正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝した神童・有馬公生は、母の死をきっかけにピアノの音が聴こえなくなり、ピアノと向き合うことから遠ざかってしまった。
母の死から数年後の4月、高校生になった公生は幼なじみの澤部椿を通じて、同い年のバイオリニスト・宮園かをりと出会い、コンクールでの彼女の圧倒的で自由な演奏を聴いたことで、公生の世界が再びカラフルに色づき始める。かをりは好意を寄せる渡亮太との仲を椿に取り持ってもらい、渡と椿の幼なじみでもある公生も行動を共にするようになるが、やがて公生はかをりに好意を抱き始める。
有馬公生役を、映像・舞台での主演に続き、今回“東宝ミュージカル”初出演となる小関裕太、ミュージカル「プロデューサーズ」「ジャック・ザ・リッパー」などの話題作への出演が続く木村達成がWキャストで務める。
宮園かをりを演じるのは、ミュージカル「もーツェある!」などの好演により第44回菊田一夫演劇賞を受賞し、「レ・ミゼラブル」などにも出演している生田絵梨花。澤部椿役は、「レ・ミゼラブル」「屋根の上のヴァイオリン弾き」など大作ミュージカルに多数出演している唯月ふうか。
渡亮太役を、ストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍している水田航生、舞台を中心に活躍の幅を広げてミュージカル「マイ・フェア・レディ」でも好演した寺西拓人がWキャストで務める。
「ジキル&ハイド」「笑う男The Eternal Love -永遠の愛-」を手掛けるミュージカル界の巨匠フランク・ワイドホーンが全曲を書き下ろし、ミュージカル「キューティ・ブロンド」などを手がけた上田一豪が訳詞と演出を担当。脚本をジブリ映画「かぐや姫の物語」「メアリと魔女の花」の共同脚本でも知られる坂口理子が手掛けるなど、豪華スタッフ陣が集結している。