音声レーベル「STUDIO koemee」の聴くanime『彼岸のオルカ』が、4月30日よりYouTubeやSpotifyなど各プラットフォームで配信をスタートさせた。今作は音声エンタメをWebで活躍するクリエイターで制作しようと、魔法のiらんどで活躍するWeb小説家、若手イラストレーター、ボカロP、動画クリエイターが企画の中心となっている。そこで今回は岡本信彦に、これからのクリエイターとファンビジネスについて語ってもらった。
──今回ご出演された聴くanime『彼岸のオルカ』では、近未来の規制されたSNSで、それでもすり抜けてしまう人の心の闇が描かれていました。
岡本:2020年あたりから流行ったコロナで、インターネット界隈の動きがより活発になった気がしていまして。それを考えると、こういうネットの中での書き込みだったりイジメだったり、インターネットの影響力がデカくなってきたよなと思っていまして。
やっぱりインターネットの力を感じていて。ってことはすごいリアルなものなのかなと思いましたね。作品全体が本当にあるかもしれない、実は今も起こっているかもしれないような出来事なのかなと思いながら演じていました。
──この作品ではWebで活躍するクリエイターがコラボレーションしています。ご出演されていかがでしたでしょうか?
岡本:いいことだと思いますね。YouTubeのほうが、より色んな人に知ってもらう機会とか、すごい広がりがあるんだなと思っております。
岡本:なのでWebで活躍するクリエイターさんたちの才能が、インターネットで見られることによって、すごい如実に目立つようになった気がしています。しかも実力社会というか、本当に良い才能がより見つかる気はしていて、だからこういう試みってやっぱいいなと思いましたね。自分の武器をよく知っている方が多い気がしています。
──岡本さんはプロでご活躍されていますが、そんな岡本さんが仕事で一番大切にしていることは何ですか?
岡本:結局、前まではやる気と気力だったんです。やっぱり元気があれば何でもできるじゃないですけど。そこも重要なのかもしれないですけど、元気の源のところまでくるというか、やっぱり先輩たちが「結果、体」とみんな言うんですよ。「健康がとにかく第一」って言うんで「えーそうかな? 気力でなんとかなるっしょ」と20代の頃は思ってたんですけど。やっぱり健康ですね、大事なのは(キリッ)。
──(笑)
岡本:健康じゃないと何もできない。気が負ける気がします。そう考えたらやっぱり健康が大事なのかなと。一番根本的なところは健康なのかなと。仕事のクオリティも不健康だと下がる気はしますね。
──良い野菜を育てるには土が大事ですもんね。
岡本:結局そうなってくるのかなと思います。先輩たちの言ってることがだんだんわかってきました。
──それでは最後に、初めてオーディオドラマを楽しむ方へ、音声ならではの楽しみ方を教えてください。
岡本:そうですね、音声ならではの楽しみ方。みなさんどういう時に聴いているんでしょうか。僕がドラマCDを聴いていたのは、やっぱり寝る前とかだったんですよ。
出勤の時は音楽になりがちというか。だから、どこで聴くかは難しいと思うんですけど、わりと遅い時間帯とか一人で集中したい時とかに聴いたりするのかな、とは思うんです。目を瞑っていただいて、その世界に没入をしてもらえれば嬉しいなとは思いますね。ながら系だとなかなか難しい気がしていて。ながら系だとそれこそゲーム実況とか、誰かの配信のアーカイブとかを聞くのが適している気がしていますね。
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