NHKの“スマホ時代劇”第3弾として、5月23日(月)より「義経のスマホ」(NHK総合、夜0:25-0:30)が全8話で放送されることが明らかになった。
「もしも歴史上の偉人がスマホを持っていたら?」という設定と、全編スマホ画面のみという演出で話題となった“スマホ時代劇”。これまでに「光秀のスマホ」(2020年、NHK総合)と「土方のスマホ」(2021年、NHK総合)が放送され、いずれも放送のたびに話題に。うち、「光秀のスマホ」は第58回ギャラクシー賞テレビ部門フロンティア賞受賞、第47回放送文化基金賞を受賞す流など、高く評価されていた。
そして今回放送となる第3弾の主人公は、これまで真面目で正義感の強い美少年として描かれてきた源義経。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合)では、周囲を振り回す猪突猛進型の戦の天才として描かれているが、今回のスマホシリーズでははそのどちらでもない、“史上最も陰キャな義経”として再解釈される。
陰キャでコミュ障な義経が、自分の居場所と新しいスマホを求めて兄・頼朝の元へ。新しい“武士の世”を夢見る意識高い系御家人たちに翻弄されながら、奇抜な戦術で勝利を重ね、次第に兄の信頼を勝ち取りネット上でもバズっていくも、ある失態をきっかけに兄と敵対することとなり、平泉へ落ち延びていくまでの物語が描かれる。
今回もスマホ画面はセンターに据え置かれ、歴史をスマホに落とし込んだコンテンツが次々登場。
源頼朝からの叱咤(しった)激励のテレビ電話、源平合戦を伝えるネットニュース、“鎌倉殿の13人”たちとのグループトーク、梶原景時とのメッセージバトル、後白河法皇の動画配信、武士が熱狂する位置情報アプリゲームなど、時代考証を重ねた歴史小ネタが散りばめられる。
「光秀のスマホ」では明智光秀を山田孝之が、「土方のスマホ」では土方歳三を窪田正孝が演じていることが番組放送中にそのキャスティングが明かされて話題となった。
今回牛若丸を演じるのは小林優仁、弁慶は小澤征悦、西行役は山田孝之(声のみ)。また、義経役は未だ明かされていないが、話題のドラマで注目の実力派俳優となる。
また、サブキャストとして、芸人の松村邦洋、ガリベンズ矢野、モデル兼動画クリエイターのねお、そして声優の関智一の登場も決定している。