5月13日より配信されたディズニーオリジナル ミュージカル・ムービー「スニーカーシンデレラ」(ディズニープラスで独占配信)。童話をモチーフに舞台を現代に置き換えてミュージカルでつづった物語は、主人公がエネルギッシュに夢を追いかける姿が視聴者の胸を熱く満たしている。またミュージカルムービーとしてのクオリティの高さも話題だ。(以下、ネタバレを含みます)
“現代版”シンデレラの少年の夢を描く
主人公は、スニーカーデザイナーを夢見る少年エル(チョーズン・ジェイコブス)。亡き母が遺した靴店で、ストックボーイ(商品補充係)として働いていた。
ある日、エルは伝説的なバスケットボール選手で、現在は“スニーカー王”の異名を持つダリウス・キング(ジョン・サリー)の娘であるキラ・キング(レクシー・アンダーウッド)と運命的な出会いを果たす。
タイトルから推察できるとおり、童話「シンデレラ」をモチーフにしている。おとぎ話らしく“ちょっとした魔法”の力も登場してドラマティックな展開を見せながらも、王子様に見つけてもらうのではなく、自身の手で夢を追いかける現代版シンデレラストーリーだ。
世界観にぴったりの音楽
配信スタートから1週間、SNSにはさまざまな反響が寄せられている。その一つが“ミュージカル”という音楽面。
本作は、ディズニーチャンネルの大ヒット映画「ディセンダント」や「ハイスクール・ミュージカル」シリーズを手がけたスタジオが製作を手掛けた。そんなこともあって配信前から期待もあったが、「音楽のレベルの高さ流石です」「音楽と魅せ方がディズニードラマらしくて素敵だった!」「ヒップホップが多めの感じ新しくていいと思った」「曲が全部良い」といった声が上がった。
ストリートカルチャーの発信基地であるニューヨークを舞台に、“ガラスの靴”を“スニーカー”に置き換えて進む物語を、ヒップホップ・ミュージックが華やかに彩る。冒頭の、エルがスニーカーへの熱い思いをリリックにのせて歌い、軽やかにステップを踏むシーンからワクワクする。
また、互いに一目ぼれしたエルとキラが再会するパーティーシーンでは、アニメと実写の「シンデレラ」でも大人気の名曲のアレンジ版が使われているのも聴きどころだ。
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社