木村拓哉が主演を務めるドラマ「未来への10カウント」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第6話が、5月19日に放送された。この日は日本プロボクシング協会が制定した“ボクシングの日”。ボクシングにとって特別な日に、桐沢(木村)と松高ボクシング部員たちの本気の練習風景が視聴者を魅了した。(以下、ネタバレがあります)
「今のお前らのすべてを俺にぶつけろ」
「未来への10カウント」は、生きる希望を失っていた男・桐沢祥吾が高校ボクシング部のコーチになったことで徐々に再生していくさまを描く“世代を超えた青春群像劇”。脚本は、「HERO」シリーズ(2001~2015年、フジテレビ系)や「CHANGE」(2008年、フジテレビ系)の脚本家・福田靖が手掛ける。
第6話では、松葉台高校の校長・大場麻琴(内田有紀)が勝手に強豪校・京明高校ボクシング部との練習試合を取り付けてきてしまった。インターハイ予選での敗退を経て練習テーマを“とにかく基礎”としていた桐沢は、方針を大きく転換。“打倒京明”を打ち出し、部員たちを鼓舞した。
そして、練習試合まであと3日前と迫ったある日。桐沢は、部員たちに「これから俺と一人ずつスパーリングする。それが選抜方法だ」「基準は…ない。今のお前らのすべてを俺にぶつけろ。それを見て、俺が決める」と言い渡し、リングに上がった。
「今のお前らのすべてを俺にぶつけろ」
そして、1人1分のループスパーリングが始まった。次々と向き合ってくる部員たちを相手に、絶え間なくパンチを繰り出す桐沢。闘志をむき出しにし、汗だくになりながらもテストを止めようとはしない。最後は、気合を振り絞ってリングに上がった友部(佐久本宝)と本気の打ち合いを見せ、ボディに強烈な一撃を食らって倒れ込んだ。