――実は宮野さんは役者・声優・音楽活動と幅広いジャンルでの長いキャリアをお持ちです。長く活躍されている姿に感心している方も多いと思います
僕、エンタメがすごい好きなんですよ。今、僕がいるところが大好きな業界なので、ここにいられる喜びを一番に感じていることが、長く活動するためのモチベーションになっています
――モチベーションを保つのに必要なことはありますか?
10代の頃は、「好き」って思ったらそれがモチベーションになるじゃないですか。でも、「好き」を仕事にしてからは、楽しいばっかりじゃなくなってくることを見つけていく作業になることも。その時に、10代の頃に描いた夢にしがみつくだけじゃなく、きちんと覚悟を決めて、「好き」を仕事にしていくことが大切だと思うんです。
――宮野さんにとってのターニングポイントはありましたか
やはり、「DEATH NOTE」ですね。今では声優がプロモーションとかで、バラエティに出る機会が増えてますが、当時はほとんどなかったかと思います。その中で僕は、「DEATH NOTE」の最後にミニ枠があって、そこに出させていただいたり。その経験があったからこそ、作品をどのように背負っていくのか、伝えるのか、考えさせられるターニングポイントになりました。
――今、声優になりたい!という方が増えています。宮野さんからエールをお願いします
「好き」が一番の原動力になるので、それを抱いたときにはその思いを大事にしてほしいなって思います。「好き」だから目指すってことは大事だけど、「好き」だけでうまくいくわけではないので、根気強く、自分の「好き」をきちんと育てて欲しいと思います。ただただ頑張るだけじゃなくて、人それぞれ頑張るコツがあると思ので、自分のやり方で、見つけていって欲しいです。
取材・文 山田椋太
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