「水曜どうでしょう」藤村忠寿D、会社員人生の極意を語る『20代は楽しいなんて幻想抱くなと言いたいね』<サウナの神さま>
――高橋:始まってすぐ、ワ~ッていう反響があったと。
藤村:それはやっぱり、大泉洋の力がすごかった。あいつはやっぱり面白かった。どんなところに行こうとどんなことになろうと面白かった。状況の把握力だったり語彙力だったり素晴らしかったから。
気がつけばDVD500万枚!
――高橋:気がつけばDVD500万枚ということですが…フリーになろうとは思わなかったんですか?
藤村:思った。やめようかなと思ったけど、「待てよ」と。フリーになったら乗り気じゃない仕事でもどんどんやらないといけないじゃない。それまでサラリーマンとして自由にやらせてもらっていたから。50超えてからお芝居の舞台に立つようになったし、YouTubeも勝手に始めたし。
――高橋:会社員は普通、許されないですよね?それは。やっぱり「水曜どうでしょう」の看板があるから、わりと幅をきかせてると…(笑)。
藤村:まぁそうだろうね。そこはやっぱり(笑)。
――高橋:20代でデスクワークやってる時は会社の仕事がなんにも面白くないと思ってた人が、結局辞めずに続けて今の地位、自由を手に入れることになったわけですね。
藤村:そう。こういう変わった自由もありかなって。ストレスないからね。
――高橋:番組26年。長く続ける秘訣っていうのは。
藤村:もう、勝つ方法は一つ。ずっと続けること。ずっと続ければ、負けにはならない。レギュラー放送やってるときも、一緒にやってる嬉野(雅道)さんって人が「水戸黄門を目指そう」と。奇をてらったことやらない。自分たちがやりたいと思ったことだけをやる。そうすると、言い訳ができないんだよね。自分たちの熱でやってるから、責任も全部こっちなの。そうすると必死になる。絶対面白くしなきゃいけない。それが続けていく秘訣かな。
HTB 北海道テレビ