茅島「沙羅が持っている感情をすごく大事にしたい」
――2004年生まれの茅島さんと2003年生まれの藤原さんは歳が近い上に、事務所が同じですが、今回が初共演なんですよね?
藤原大祐(以下、藤原):はい、共演は初めてです。2年くらい前、お芝居のレッスンで1週間ぐらい一緒になったことはありましたが、それ以来。今回の共演で久しぶりに会いました。
茅島みずき(以下、茅島):大祐さんは、初めて会ったときからコミュニケーション能力が高くて、いつも場を盛り上げてくれていて、当時から自分をしっかり持っているところはずっと変わらないです。
藤原:ありがとうございます。茅島さんはもう大女優様になられて…。
茅島:やめてもらっていいですか?(笑)
藤原:ははは(笑)。絵力の美しさ、強さは当時から変わらず、今回の沙羅という役もハマっているなと思います。
――ゾクゾクするサイコサスペンスですが、台本を読んだときの印象は?
茅島:最初に読んだときは、読み進めるごとに予想を裏切られるというか、想像のつかない展開になっていくのでとても面白いなと思ったのですが、これを演じるのかと思うと難しさを感じました。でも、同時に沙羅が持っている感情をすごく大事にしたいなと思いましたね。
藤原:主人公は沙羅ですが、一真の目線で話が展開していくので、ご覧になる方の心情を左右する立場だなと思いました。加えて、沙羅が内に秘めているモノを伝えるのも一真の役目。監督やプロデューサーから「君がやらなかったら伝わらないよ」と常々言われていて(笑)。でも、いい意味でのプレッシャーだと思って、撮影に挑みました。