――では、今のりんご娘に思うことを、改めてお聞かせいただけますか?
今のメンバーは、すごく大変な時期にりんご娘になったと思うんです。自分で言うのもあれなんですけど、私が在籍していた時期に青森から全国にりんご娘っていう名前が広がって、広がりきらないくらいのタイミングで今の4人に変わっているので。今のメンバーがどう思っているか分からないですけど、私だったらそれを引き継ぐっていうのは大変だなって思いますね。実際、今のりんご娘を支えるっていうか、悩んだときとか分からないことが出てきたときに話を聞いてあげたいし、先輩としてやらなきゃいけないことがあると思ったのもあって、私は青森に残るっていう選択をしました。
りんご娘ってずっとタスキをつないできたグループなので、それが完全に全く違うタスキに切り替わるんじゃなくて、りんご娘の根っこにある考え方みたいなところはこれからも受け継いでいってもらいたいと思っているので、何かあれば支えられる先輩でありたいです。私に何ができるか分からないですし、自分のこれからのこともあるので、どこまで寄り添えるか分からないんですけど。
メンバーも全員変わったので、「次のりんご娘になりました」っていうのを県内の方に知っていただくことが第一に優先することだと思うので、いろんな所のライブで今のりんご娘を知ってもらって、今の4人なりのりんご娘の形っていうのを見つけていってほしいなと思っています。
――最後に、ソロアーティストとして今後目指すものや、それ以外で挑戦していきたいことを教えてください。
大きい会場でライブしたいとか、CDをいっぱい売りたいとかではなく、私はいかに青森を“音楽を楽しむ街”にできるかが、今からすごく楽しみなんです。りんご娘っていうグループを通して、日本全国や海外からライブという時間を共有するために同じ場所に集まるって、すごく楽しくてすてきなことだなって思ったので、その中心地を青森にしていきたいと思っています。そのお手伝いが、私の歌やライブで少しでもできていったらいいなって考えているので、「音楽を楽しむために青森に来る」っていうのが、皆さんの生活の中に定着していったらうれしいと思っています。
――すごく壮大な目標ですね。
そうなんです、壮大なことを語らせてもらっています!
――音楽以外でやってみたいことはありますか?
ずっとお芝居をやりたいと思っていて、りんご娘のころに映画に出させていただいたんですけど、そういうものを通して私自身も成長していきたいなと思いましたし、音楽でもお芝居でも表現するっていうところは同じだと思うので、自分なりの表現の仕方や表現力をいろんなところで養っていきたいです。もっといろんな現場、いろんな世界を見て、自分なりの表現方法が見つかったらいいなって思っています。
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