YOSHIKI緊急手術へ「アーティスト生命に支障を来す」

2017/05/10 08:20 配信

芸能一般

緊急手術を受けることになったX JAPAN・YOSHIKI

体を酷使する激しいドラムプレーにより世界中のファンを魅了するX JAPANYOSHIKIが、米国時間5月16日(火)にロサンゼルスで緊急手術を受けるとマネジメント会社が発表した。

2009年7月に頸椎椎間孔狭窄症と診断され、頸椎椎弓切除・頸椎椎間孔切除二つの手術を受けたYOSHIKI

約半年前から頸椎椎間板ヘルニアの悪化で、手・腕にまひ・強度のしびれなどの症状が表れ、 すでに演奏にも支障を来していた。病院で精密検査を受けた結果「頸椎椎間孔狭窄症」(左腕の神経根障害および椎間板C5-C6の位置に椎間板ヘルニア)と診断され、日米双方の医師と何度も協議を重ねた上で、このたび手術をせざるを得ない状況となったという。

日本の医師からは、今のYOSHIKIの首の状態は、まるで引退を余儀なくされたラグビー選手のような強烈なダメージの受け方であり、肉体的にも精神的にも限界がきているのではないかと告げられた。

尋常ではないスケジュールをこなしていたため、神経系統の機能も含め、さらに症状が悪化。去年のVisual Japan Summitでのパフォーマンスや日本・香港のYoshiki Classical Specialツアー、今年の米カーネギーホール公演、そして 英ウェンブリーアリーナ公演など立て続けにパフォーマンスが続き、さらに他のメンバーの体調も考慮しながら一人でX JAPANおよび映画「We Are X」のプロモーション活動を行い、20以上にも及んだ各国映画祭への参加なども現在の病状に影響を及ぼしたとみられる。

YOSHIKIの主治医は「現在の病状を診断したところ、今の首の状態のままではアーティスト生命に支障を来すばかりか日常生活さえもままならない状況なため、 緊急に手術することを決定しました。

MRIとCTスキャンの結果を見る限りでは、ダメージがひどく相当な痛みを伴いながら演奏を続けてきたと想像します。2回目の手術ということで、骨を削る頸椎椎間孔切除という選択肢を外し、今回は人工椎間板置換手術を行います。

去年10月に日本で行われたVisual Japan Summitで症状が再発し、今年1月に行われた米カーネギー公演では既に左手の感覚を失っていました。

その後3月に行われた英ウェンブリー公演後、症状はさらに悪化しましたがそのままレコーディングを続けていました。本人はこのまま終わりまで続けたいと言っていましたが、症状が深刻化したため、日米のドクターと話し合った結果、このままではアーティストとして再起不能になると判断し手術をする運びとなりました」とコメントを発表。

手術は5月16日に米ロサンゼルスの病院にて行われる予定で、5月のスケジュールは全てキャンセル。7月に予定されている「X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X」、8月から9月にかけて予定されているYOSHIKIプレミアムディナーショー、およびLAを皮切りにスタートする予定であった世界ツアーの予定日なども現在米エージェントのウィリアム・モリスと緊急協議中。

エージェント、プロモーターと共に「中止」「振替」「決行」の選択肢を、術後の経過を慎重に見守った上で早急に判断をし、対応について発表するとしている。

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