荒木宏文と鈴木裕樹、『ゲキレンジャー』ぶりの久々共演に喜び「再会って、続けてないとできない」

2022/05/31 23:23 配信

映画 動画 会見

映画「漆黒天–終の語り–」完成披露舞台挨拶の様子(C)2022 movie-st

映画「漆黒天 -終の語り-」の完成披露舞台挨拶が5月31日に都内で開催。主演の荒木宏文をはじめ、小宮有紗松本寛也梅津瑞樹小澤雄太鈴木裕樹坂本浩一監督の7名が登壇した。

映画「漆黒天 -終の語り-」


ひとつの作品世界で映画と演劇の2作品を公開&上演するプロジェクト「東映ムビ×ステ」の第3弾として制作。主人公は記憶を失った流浪の男・名無し(荒木宏文)。記憶を追い求める中、彼に迫りくる数々の刺客たち。一体、彼はなぜ襲われるのか…。謎多き男をめぐるハードなミステリー時代劇。

記憶喪失の主人公は「これほど簡単な役はない!」


まず本作のオファーを受けた際の感想を聞かれた主演の荒木は「2作仕事が決まった!映画と舞台が決まった!」と正直な笑顔で答える。ムビ×ステ第3弾となる今作は“脚本家とキャストの掛け算”がコンセプトとのことで、「舞台 刀剣乱舞」などで知られる末満健一氏の脚本については「難しいなあー!と思いましたね」と答えると、松本も「漢字が読めなかった」、小宮も「人の名前が難しくないですか?」と同調し、冒頭から会場は笑いにあふれた。

今回荒木が演じるのは記憶をなくした男・名無し。記憶喪失のキャラクターを演じる難しさについて聞かれた荒木は、「これほど簡単な役はない!だって覚えてないんだから、ゼロスタートでいいわけじゃないですか。記憶があると、その人の歴史を作らなきゃいけないわけですよ、役者というのはね。いつ何グラムで生まれて、お乳で育ったのか、粉ミルクで育ったのか、乳母さんで育ったのか…その歴史を全部作ったうえで、その役を演じなきゃいけないわけです。でも記憶がない、覚えてないんだからそれを作らなくてもいい。今目の前にある情報が頭の中に残っている記憶ですとなったら、ゼロスタートでいいわけですから、こんなに楽な役はない!」と持論を展開。鈴木も「これがうちの主演ですよ!」、梅津も「おおむねその通りなんではないかと」と同調し、会場からは拍手が起きた。

荒木宏文(C)2022 movie-st