――柳瀬と金田はなかなか打ち解けることができないですが、おふたりはどうでしたか?
内藤:顔合わせのときからすぐ打ち解けましたね。
瀬戸:殻をいきなりバーン!と破って「こんにちは!」って入ってきた(笑)。
内藤:瀬戸くんは俳優としてもライダーとしても先輩で、でも劇中だと僕が先輩なので、どうやって接したらいいのかなと悩んでいたんですけど、勇気を出してバリバリっと行ってみたら、ちゃんと返してくれたのですごく安心しました。
瀬戸:普段もスキンシップ多いの?
内藤:全然!
瀬戸:え?俺、選ばれし者?
内藤:いや、別に。そういうわけではない(笑)。
瀬戸:なんでや(笑)。
内藤:W主演だから、絶対仲良くなりたいなぁと思って。
瀬戸:ああ、なるほどね。そういうことか。
内藤:じゃあさ、初めてどこかで会って俺と仲良くなろうと思う?
瀬戸:……。
内藤:思わないね。
瀬戸:まあ、見た目だけだったら思わないな。
内藤:思わない?ひどくない?それは心外だよ!(笑)。
瀬戸:いや、中身はめっちゃ好きよ。
内藤:見た目は嫌いってこと?
瀬戸:そういうことじゃない(笑)。第一印象はクールそうで、とっつきにくそうだったから。でも中身は天真爛漫な少年です。
内藤:天真爛漫?(笑)。
瀬戸:いがぐり坊主で裸足の少年です。「わはは~!」って鼻水垂らして走っているような(笑)。
内藤:子供心を大事にしているってことでしょ?いい感じに言ってよ(笑)。
瀬戸:そう、子供心がありますね。
――無邪気な感じというか。
瀬戸:ああ、そうです。それが言いたかったです(笑)。
――内藤さんから見た瀬戸さんはどんな人でしたか?
内藤:最初は気を遣ってくれていたのか分からないですけど、本当にいいお兄ちゃんだなぁという印象があったんです。でも撮影が始まって1日目か2日目くらいに、僕は「利樹」って呼んでいたんですよ。それって僕にとっては結構ありえないことで。そう言わせてくれるくらい大らかというか、心が広いというか。それで親近感も湧いたし、ゲームの話を本当に楽しそうにしていたので、好きなものは好きなんだな、いい人なんだなと思いました。
瀬戸:ちょっと待って(笑)。君のほうが楽しそうに喋ってたよ。
内藤:俺だけだった?(笑)でも「ゲームは何使ってんの~?」って言ってきたの、瀬戸くんはだからね。
瀬戸:違うよ、そっちだよ。
内藤:俺か(笑)。
――演じていて面白かったり、印象残ったシーンはありますか?
瀬戸:キャッチボールは楽しかったです。
内藤:面白かったね。お互い経験者なんですよ。でも金田のほうがうまくて、僕は彼に教えてもらう設定だったので、下手くそに見せている自分もちょっと面白かったな。
瀬戸:その下手くそに見せる芝居がめっちゃうまかったです。よかったよ。
内藤:あとお互いの家に行くシーン。
瀬戸:楽しいね、あそこはね。
内藤:柳瀬はクールだから、「モノローグが面白くても、表情はやりすぎないように気をつけて」と言われていたんです。でもそのシーンは「ちょっと崩していいよ」と監督にも言われて、結構リアクションをつけたので楽しかったですね。
瀬戸:金田が柳瀬の家にも行くし、柳瀬が金田の家にも来るんですけど、そこでお互いに長めのモノローグが待っているんですよ。その言葉のチョイスはめちゃめちゃ面白いので、注目してほしいです。
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