コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回はTwitterで18.9万人(6月13日時点)のフォロワーを抱える漫画家・犬のかがやきさんをご紹介。漫画家の穏やかな日常を描く共感系コミックエッセイかと思いきや、突然奇妙な生き物が現れたりデーモンに殺されたりと、急角度の展開を見せる作風にはファンが多く、Twitter投稿作は軒並み1万いいね以上を獲得している。コミックス「犬のかがやき日記」も3月に発売された犬のかがやきさんに、独特な作風についてインタビューした。
本当はVTuberになりたかった
――SNSでエッセイ形式の漫画を書き始めたきっかけは何ですか？
本当はVTuberになりたかったんですが、時間も覚悟もなかったため、アバターを使用してのエッセイ形式の漫画に落ち着きました。アバター形式のエッセイ漫画を描いてる人のいくらかは同じ理由だと思います。
――現在フォロワー18.9万人と非常に多いですが、フォロワーが増えたきっかけは何でしたか？
元々母体となる別のTwitterアカウントがあったため、そちらで拡散するというズルをかなりしました。
漫画的には、初期はこの回が結構多く読まれてきっかけになったんじゃないかと思います。
――「〇〇した人を殺すデーモン」をはじめ、ごく普通の日常コミックエッセイ的な導入からは予想できない着地が魅力のひとつですが、どのようにネタを考えていますか？
最初の数コマくらいはいつも普通にあったことをそのまま描いてるんですが、そうするとだいたいコマが余ってしまうので、それを埋めるようなものを無理やり考えています。
――収録されている中で一番お気に入りの回はどの回ですか？理由も教えてください。
これです。なんかリズム感がよくて…
影響を受けた漫画家は水木しげると榎本俊二
――本作を出版してみての反響はいかがですか？
普段Twitterアカウントを通して見てくれてる方には気にならないと思うんですが、本にするとそれ以外の方の目にも止まることも増え、レビューでコピペが多すぎる☆1と言われてました、私もそう思います。
――独特な世界観をお持ちですが、影響を受けた漫画家はいますか？
全体的には子供の時から読んでいる色んな好きな作家さんの影響があると思いますが、この漫画に限っていえば、水木しげるさんと榎本俊二さんの影響が強い気がします。
水木漫画からは、何か変なことがおこっても、まぁそうか、とすぐに対処のターンにうつるテンポを、榎本漫画からは、短いページ数に話をおさめることとバイオレンスを学んだ、と自分で勝手に思っています。
――ペンネームも犬にちなむほど犬がお好きとのことですが、一番好きな犬はどんな犬ですか？
アラスカンマラミュートとゴールデンレトリーバーを飼ったことがあるので、それらです、大きめの犬が好きです。
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