映画「ALIVEHOON アライブフーン」の公開記念舞台あいさつが、6月11日に東京・台場の劇場で行われ、野村周平、吉川愛、青柳翔、福山翔大、下山天監督、監修を務めた土屋圭市氏が登壇した。本作は、eスポーツ日本一のドライバーが、リアルドリフトの頂点を目指すというオリジナルストーリー。世界のトップレーサーたちが参加し、CGゼロの爆速映像が実現した。
キャストにもサプライズで発表
舞台あいさつで、下山監督が重大発表として、この夏、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ブルネイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、ミャンマーの10カ国で劇場公開されることが決定したことを発表した。
「今年の夏休み映画の目玉作品として公開されます。さらに北米、ヨーロッパ、中東各国とも現在交渉に入っております。世界配給が決定しました!」と報告すると、キャストは全員「えっ!?」とビックリ。監修の土屋氏も知らされてなかったようで、「あの人(下山監督)教えてくれなかった! 言ってよ!」と言いながらうれしそうな表情に。
野村は「eスポーツもドリフトも日本発祥の文化なので、それが世界に発信されるのがうれしいです。また日本車の人気が高まるなぁって思います(笑)。僕の映像が海外に飛んでいくということは、これから海外でのお仕事も!? そうしたら中国でもお仕事ができる可能性が出てきますよね(笑)」と笑顔を見せた。
吉川は「自分が出演した映画が世界のスクリーンで公開してもらえるなんてうれしいですし、ありがたいことだなって思います」と感謝の気持ちを伝えた。
舞台あいさつの前半で「汗が止まらない」と言っていた福山は「驚きのあまり、汗がひきました。すごいですね! 相撲と同じように、ドリフトも日本の文化として広がっていく感じがします!」と語り、青柳は「マイルは結構溜まっているので、ホテル代だけプロデューサーに出していただければ(笑)」と海外でのプロモーションにも意欲を示した。
また、土屋氏は「世界で見てくれると信じて“リアル”にこだわりました。ドライバーも車も本物を使っているので、世界の方にも喜んでいただけると思います」と本作に対する自信を感じるコメントを伝えた。
“世界の野村”として見られる日が近づいている
最後は、野村が「車好きな人は、このままお台場からC1内回り、外回りを走りに行こうかなって思うくらいのテンションになる作品だと思っています。車のことを知らない方も楽しめるアトラクションみたいな作品でもあって、それはリアルにこだわったからこそだと思うんです。そういう映画の主役をやらせていただいたことを心から誇りに思っております」と本作の魅力をアピール。
さらに、「世界に行けるということで、“野村周平”だとちょっと堅苦しいかなと思うので、ちょっとポップな感じの世界用の名前を考えておきます(笑)。“世界の野村”として見られる日が近づいているので、よろしくお願いします!」と世界進出を視野にした目標を伝え、舞台あいさつを締め括った。
映画「ALIVEHOON アライブフーン」は全国公開中。
◆取材・文=田中隆信
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