歌舞伎俳優の尾上右近が6月28日、都内で行われた尾上右近自主公演 第六回「研の會」の制作発表会見に出席した。
2015年から毎年行われてきた右近の自主公演だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響などで今回は3年ぶりの開催となる。
右近ははじめに「自主公演というものは自分がやりたくてやってること。みんなを引き連れてみんなを巻き込み、今できる限りの情熱をぶつけるという自己研鑽(けんさん)の場ですので、3年の間に培ったものと溜まった鬱憤(うっぷん)を全力で発散する場にしたいと思っております」とあいさつ。
3年前に開催された前回の「研の會」の会見では、「酔奴」で竹馬に乗る場面があることにちなんで竹馬で登場した右近。今回は身一つで会見場にやってきたが、「実盛物語の最後のシーンが馬に乗っているので、今日馬に乗ってこようと思ったんですけど、ちょっと会場の高さとあと予算がかさむということで今回はシンプルに登場させていただきました」とエピソードを明かし、会場の笑いを誘った。
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