性的マイノリティの人々を描いた青春ラブコメ映画「ファイアー・アイランド」が、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」 のコンテンツブランド「スター」で独占配信中だ。ゲイに人気のリゾート地、ニューヨーク州ファイアー・アイランドを舞台に繰り広げられる恋と友情を色鮮やかに描く同作。浮かび上がってくるのは、人と人とがわかり合うために必要な“偏見の乗り越え方”だ。
特別な“最後の夏”の物語
「ファイアー・アイランド」は、作家ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」からインスピレーションを受けた現代の青春ラブコメ映画。ニューヨーク州ロングアイランド南岸に実在する島ファイアー・アイランドでバカンスを過ごす若者たちの、クィア(※LGBTのカテゴリに当てはまらない人々も含めた性的マイノリティの総称)であることとロマンスが交錯する1週間の物語だ。
ノアと親友ハウイーの恒例行事は、仲間とファイアー・アイランドで夏休みを過ごすこと。しかし到着したのもつかの間、休暇を過ごす友人エリンの家は今年で売却されることが決まり、今年が島で過ごす最後の夏となってしまう。最後の夏を最高の思い出にしようと決めたノアたちは、ハウイーが理想の相手に出会えるよう手助けする――というストーリーが描かれる。
誤解を乗り越え、愛する人に出会う
主人公のノア役を演じ脚本・製作を担ったのはコメディアン兼脚本家のジョエル・キム・ブースター。ハウイー役には、エミー賞にも 2 度ノミネートされているボーウェン・ヤン。そして２人を母のようにあたたかく見守るエリンには、アメリカのコメディ番組で活躍しエミー賞ノミネート経験もあるマーガレット・チョー。多くのクィア関連映画に携わってきたアンドリュー・アンがメガホンを取った。
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