最強の「狂犬コンビ」はじめ、6人の裏社会を生きる強烈なキャラクターたち
主演の岡田が演じるのは、腕っぷしひとつでヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高昭吾(かねたか・しょうご)。兼高は警官時代に愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱え、正義も感情も捨て復讐することにのみに生きる「闇に墜ちた男」で、その狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、関東最大のヤクザ組織「東鞘会」への潜入という危険なミッションを強要される。
そんな兼高とバディを組む室岡秀喜(むろおか・ひでき)を演じるのは坂口健太郎。室岡は死刑囚の息子という境遇ゆえに心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない制御不能な存在だ。
警察のデータ分析によると、2人の相性はなんと「98%」。警察は兼高へ室岡に喧嘩を売り、それをきっかけに東鞘会・神津組(こうづぐみ)へ潜入するよう指示を出す。もちろん2人の相性は抜群で、お互いの心の隙間を埋めるように、なくてはならない存在になり、最強の「狂犬コンビ」として猛スピードで組織を上り詰めていく。
兼高と室岡が所属する東鞘会・神津組のボスの愛人でありながら兼高とも関係を持つ刺激大好きなグリーンヘアの美女・吉佐恵美裏(きさ・えみり)を松岡茉優。東鞘会最高幹部である「東鞘会三羽烏」のひとりで、兼高&室岡のボスとなる任侠100%の人情組長・土岐勉(とき・つとむ)には北村一輝。さらに東鞘会へ恨みを抱え、マッサージ師として組織内部にも入り込む、潜入捜査員の連絡係・衣笠典子(きぬがさ・のりこ)を大竹しのぶが、東鞘会・7代目会長・十朱義孝(とあけ・よしたか)をアーティストであり俳優のMIYAVIが演じる。