さだの起用きっかけは「『生さだ』を見て」
――有村さんの起用理由を教えてください。
新井P:有村さんは「中学聖日記」(2018年、TBS系)でご一緒して、(塚原さんは)映画(※「コーヒーが冷めないうちに」2018年)でも一緒にやっていて。そんな中で、コミカルな架純ちゃんを見たいなと思ったんです。
――では、中村さんはいかがでしょうか?
新井P:中村さんは、ここ最近TBSだと「この恋あたためますか」(2020年、TBS系)などに出演されていましたが、かっこいい役の印象があって。
私、「メグたんって魔法つかえるの?」(2012年、日本テレビ系)に出演していたときの中村さんが好きで。あの時みたいなコミカルな役でご一緒したいと思ったんです。かっこいいだけじゃない中村さんを見たいなと思ったんです。
――さださんの出演も話題になりました。
新井P:いろんな人に「なんでさださんキャスティングしたの?」ってすごく聞かれます(笑)。「さださんをキャスティングする発想がすごい」って。
――そんな中、なぜさださんを起用されたのでしょうか?
新井P:意外性のある方にしたかったんです。もちろん、さださんの年齢に近いベテラン俳優さんはたくさんいらっしゃるんですけど。遊び心をどう出そうかなと考え、お芝居もやるんだけど多方面でも才能がある人がいいかなと思い、さださんにお願いしました。
さださん、お芝居もしている印象があったのですが、まさか連ドラが初だとは知らず。ご本人にお会いした時の第一声は「なんで俺?」でしたけど(笑)。キャスティングするにあたって、私はそんなに違和感がなかったんです。
当初は「(芝居が)できないよ」とおっしゃっていたんですけど、すごく自然で。思わず「芝居なのか? 素なのか?」と疑うレベルです。小田さんとの掛け合いがあるんですが、お二人ともアドリブに長けていて。
「生さだ」(※NHK総合で放送しているバラエティー番組「今夜も生でさだまさし」の略称) を見ていたときに「これはお芝居もお上手なんだろうな」と感じたんです。