リュックを背負ってきて「すごくかわいいなぁ」
――お互いの印象を教えてください。
草川:初めてお会いしたのはこの作品のオーディションの時で、すごくスラっとしている印象でした。会議室にリュックを背負って来られたんですね。リュックを背負っている子ってかわいらしさを感じる部分があって、個人的にポイントが高いんですよ(笑)。すごくかわいいなぁという印象がありました。
撮影が始まってからは、いつでもシンでいてくれるし、人とのコミュニケーションをすごく大切にしている人だなという印象です。
西垣:最初は静かな方という印象でした。「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(以下「チェリまほ」)では、明るく元気なお芝居をされている姿を見ていたので、「実際はこういう方なんだ!」と知って、そのギャップがすてきだなと思いました。
でも、始まってからは、“湊さんだな”と思う部分がすごくあります。最近はカメラが回っていないところで喋っていても、お互いに役が混ざってきているようなところもあって、草川くんの印象がそのまま湊さんになっていっているイメージです。
――現場では、どのようなコミュニケーションを取っていますか?また、役作りについて何か話し合われましたか?
草川:演じるとか以前の問題で(笑)、僕自身が人見知りなのと、初めての主演という立場もあり、「どう関わっていけばいいんだろう?」という戸惑いが正直ありました。
年上年下関係なくなかなか自分から行きづらい性分なので、「匠くんがどんな人なのかな?」と現場に入る前からワクワクとドキドキがあったのですが、クランクインの初日、いざ現場に入ったら、シンとしてその場にいてくれて安心しました。
(ストーリー上でも)最初は、立場的には僕のほうが年齢も上だし、“お兄ちゃん感”というのがすごく出ているのですが、とあるシーンを経て、急に立場が逆転して関係性がガラッと変わる部分はすごく大切なポイントです。シンの攻めにドキドキしています。
西垣:見てくださる方にドキドキしてもらいたいなという気持ちがあるので、そのためにはまずは湊さんを本気でドキドキさせなきゃいけないなと思っています。迫るシーンなどは恥ずかしさや遠慮は一切捨ててやらせていただいてます。
あとは、話数が進んでいくごとに徐々に仲良くなっていくので、日を追って草川くんとのコミュニケーションもどんどん増えてきていて、シンと湊さんと同じように関係性を作っていけているんじゃないかなと思っています。