マーベル・スタジオの最新作であるオリジナルドラマシリーズ「ミズ・マーベル」の第5話が7月6日に配信された。クランデスティンとの戦いのなかで、インド・パキスタンの分離独立時代へ飛ばされてしまった主人公・カマラ。ルーツをたどったことで、母、祖母と三世代の絆が深まる様子が描かれた。(以下、ネタバレがあります)
同作は、マーベル・スタジオが製作し、「アイアンマン」「インクレディブル・ハルク」「マイティ・ソー」などヒーローの活躍を描くMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの新作。最新話は毎週水曜昼4時、ディズニープラス独占配信となる。
主人公は、そのMCUの真骨頂ともいえる、人類の危機に立ち向かうためヒーローたちが集結した究極のチーム“アベンジャーズ”オタクの女子高校生、カマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ)。アベンジャーズのなかでもキャプテン・マーベルに憧れる彼女がある日突然、強大な力を手に入れ、ヒーローとして覚醒していく。
日本語吹き替えでは、カマラの声を松岡美里が担当。そのほかカマラの親友・ブルーノを新祐樹、ナキアをファイルーズあい、カマラの1歳上の転校生・カムランを増田俊樹、第4話から登場した秘密組織のメンバー・カリームを岡本信彦が務める。
第4話ラストで、バングルの力によってインド・パキスタンの分離独立時代へと飛ばされてしまったカマラ。第5話は、カマラの曾祖母・アイシャの愛の物語と、そこからつながるカマラたちの絆が描かれた。
第3話冒頭でアイシャがバングルを手に入れる様子が描かれていた。バングルは自分たちの次元=故郷に帰るために必要なもの。そのバングルを持って、仲間のナジマたちと分かれて逃げのびた先でアイシャは、恋に落ち、カマラの祖母・サナを授かった。
分離独立の混乱期で、暴動から逃れるためアイシャは夫・ハサンに土地を離れることを迫った。しかし、そのときナジマが現われ、故郷に帰ることを促す。家族といることを選んだアイシャだったが、逃げ切れないことも悟っていたようで、首都カラチに向かう最終列車に乗るためにやってきた駅で、ハサンにバングルの秘密を明かした。
追ってきたナジマに「裏切者」と刺されてしまったアイシャ。息も絶え絶えの彼女が、ヌールの力で、「求めればやってくる」とつぶやいて導かれたのが、カマラだった。その言葉は、第4話でバングルに書かれていると明かされていたものだ。そして、アイシャがハサンと出会った日に教えてもらった詩の一節でもある。
アイシャはカマラに家族写真を渡すと息を引き取り、カマラはアイシャを探してさまよっていたサナを助け、ヌールを使ってハサンのもとに帰した。過去に父から聞いていたサナがはぐれたときのことは、カマラが救っていたことがここで分かった。
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