こもりやさくらが、大西流星(なにわ男子)主演のドラマ「彼女、お借りします」(毎週土曜深夜2:30-3:00、テレビ朝日※ABCテレビは毎週日曜夜11:55-0:25)に出演。宮島礼吏原作の同名コミックを実写化した作品で、今井みはるを演じる。
「第13回全日本国民的美少女コンテスト」でグラビア賞を受賞したのが2012年8月。アイドルグループ・X21のメンバーとして芸能活動をスタートし、俳優としてドラマや舞台に出演する他、「NHK高校講座 地理」(NHK Eテレ)ではMCを務めるなど、活動の幅を広げてきた。
2022年からは“籠谷さくら”から“こもりやさくら”に改名し、連続ドラマに初レギュラー出演など、新たなスタートを切る年となった。今回のインタビューでは、新ドラマの役柄や撮影の様子、これまでの活動、今後のことなどもじっくりと語ってもらった。
連ドラ出演に「なんで!? なんで!?」
――ドラマ「彼女、お借りします」への出演、おめでとうございます。
ありがとうございます! 連続ドラマのレギュラー出演は今回が初めてだったので、とってもうれしくて、「なんで!? なんで!?」とビックリしたんですけど、すぐ家族に連絡したら「おめでとう!」と喜んでくれました。いつもお仕事が決まったらすぐに家族に報告しているんです(笑)。
――台本を読んでの作品の印象を教えてください。
原作のコミックを知っていて、出演のお話をいただいた後、アニメ版も見させていただいたんですけど、台本を読んでみてもドキドキハラハラする感じがある作品で、主人公の和也のどんくささや不器用さに「もっと頑張って!」って応援したくなったり、ヒロインの千鶴がきれいでかわいかったりするので、全キャラクターを愛せるぐらいの作品だなぁと。実写版に出演できるのがうれしくて、私が出演するシーンの撮影は終わったんですけど、「彼女、お借りします」という作品がますます好きになり、アニメを見返しています。
――演じる“今井みはる”はどんな女の子ですか?
主人公・和也の元カノの友達です。みはるはおちゃめなところもある元気っ子。みんなと遊ぶシーンではムードーメーカー的な存在で、その場を楽しくさせる雰囲気がある女の子です。私自身と共通する部分がたくさんあったので、役づくりはあまりしなくても大丈夫でした(笑)。
でも、みはるは髪の毛がオレンジ色でセミロングくらいなので、私もオレンジ色にして、20センチくらい髪を切りました。今まで髪を染めたことがなかったので、人生で初の髪染めでした。
――結構なチャレンジでしたね。
はい。そばかすも付けたので、普段の私とは違う雰囲気を見てもらえるんじゃないかなと思います。
これまで役のために外見を変えるということはあまりやってこなかったんですけど、見た目を変えるだけでも役への入り込み方が違うというのが分かったので、今後も作品によって髪を染めたりして見た目も役に近づけられたらいいなと思っています。
アクションなど黒帯の空手を生かせる演技も
――撮影での印象的なエピソードも教えてください。
私は海での撮影がほとんどだったので、すぐにみんなとの距離感も近くなれました。ビーチバレーをしたり、「夕陽がきれいだね」「写真撮ろう」とか、友達みたいな感じでワイワイと(笑)。みんなでTikTokを撮ったり、夕陽に向かってジャンプしたり「青春!」という感じでしたね。今まで友達と海に行ってバーベキューをしたり、遊んだことがなかったので、ドラマの撮影ですけど経験できて良かったです。次はプライベートでも海に行ってみたいなと思いました。
――女優業としては、今後どんな役を演じてみたいですか?
ホラー系の作品をよく見ているので、サイコパスみたいな役や、これまでにやったことのない役にもチャレンジしてみたいです。あと、空手ができるので、アクション系の映画やドラマにも出たいです。空手ぐらいしか特技がないんですけど、黒帯を持っているので、それを生かせることができたらいいなと思います。
――憧れの女優は?
宮崎あおいさんです。芸能活動をしたいと思ったきっかけが宮崎あおいさんで、ずっと憧れています。「ただ、君を愛してる」(2006年)という映画が特に好きで、DVDも持っていて毎週見るぐらい好きな作品なんです。作品ごとにどんな役でもバシッと決まっていて、かわいかったり、素朴だったり、格好良かったり。「目指せ、宮崎あおいさん!」という感じで頑張ります。