毎週日曜に放送中のドラマ「フランケンシュタインの恋」(夜10.30-11.25、日本テレビ系)は、綾野剛演じる心優しい怪物こと深志研が人間の女性・継実(二階堂ふみ)に恋をし、成長していくラブストーリー。
その継実の先輩・稲庭聖哉(柳楽優弥)の実家で、「稲庭工務店」に勤務する室園美琴を演じる川栄李奈。今作では“元ヤン”というキャラクターを演じ、そのかわいらしさが話題に。そんな川栄に、演じる上でのこだわりや今後の見どころなど、ここでしか聞けない話を聞いた。
――最初に台本読まれたときはいかがでしたか?
怪物こと研(綾野剛)にキノコが生えるとか、全然想像がつかなくて(笑)。でも実際に1話を見たら、「うわぁーって、こうなるのか」って思いました。
――実際に美琴を演じてみていかがですか?
難しいですね。“元ヤン”っていう自分の中でのイメージと実際に演じてみた感じと違っていて。ただ、これまでも口が悪い役をやらせていただいたことはあるので、その辺は大丈夫でしたね。すんなり入っていった感じです。
――元気いっぱいにテンション上げていくのは大変ですか?
そうですね(笑)。口が悪いんですけど、テンションが高いというか。でも美琴はすごく真っすぐないい人なんです。
――監督やプロデューサーから、美琴について指示やアドバイスはありましたか?
5月7日に放送した3話で、美琴の過去のことが明らかになっていくので、そこで初めてこんな過去があったんだっていうのを分かるようにしたいから、それまではテンション高めにしてほしいと言われていました。
――演じる上でこだわっていることってありますか?
美琴のシーンは工務店メンバーも含めて人も多いので、台本を読んでいてもそうなんですけど、テンポがいいんですよね。テンポを大事に、それは現場に入ってからつかんでいきましたね。
――現場の雰囲気はどんな感じなんですか?
すごく居心地が良くて。皆さんとても面白いし、お芝居も上手だし、一緒にいてすごく刺激になります。光石(研)さんが本当に優しくて面白くて。今回の稲庭恵治郎という役柄もとっても温かい方です。
――個性豊かなドラマですが、一番好きなキャラクターはどなたですか?
やっぱり綾野さん演じる怪物! 怪物として演じられているので、不思議そうな表情だったり、何かを食べると初めて食べたっていうリアクションだったり、そういう表情がすごくすてきだなって思います。
――撮影のことで共演者の方と互いに話すことはありますか?
たわいもないことを話しています。
でもこのドラマはテンポが大事なので、最初に綾野さんが「とりあえずテンポよくやってみよう!」って言ってくださったので、やりやすかったです。
――美琴を演じていて共感できる部分はありますか?
基本的な口調は似てますね(笑)。あそこまでではないですけど。でも抵抗なく、すんなりできてますね。
――この作品に限らず、役に入るのは現場でですか?それとも期間中はずっと役に入っていますか?
撮影現場で入っていく感じで、オンオフすぐ切り替えられるので、プライベートに仕事は持ち込まないですね。
――演じるために日頃からやってることはありますか?
あんまり作り込みたくないというか、ガチガチに固めたくないので、自然に見えるように作り込まないようにしています。ある程度台本を読んで考えていくんですけど、でも自然と入っていくというか、作り過ぎないようにしています。
いろんな作品を見ていますけど、でもそれは好きだから見るのであって、勉強のために見るってことはないですね。自然なお芝居が好きだし、私自身もナチュラルにお芝居をできるようになりたいなって思っています。
女優さんでいうと、いつも自然なお芝居をされている満島ひかりさんが好きなんです。
――作品の見どころをお聞かせください。
美琴の熱い部分が見られると思いますし、今もすごくいい雰囲気なのですが、工務店メンバーももっともっと仲良くなっていくので、ぜひ注目してください。
あと、怪物がどうなっていくのかは、私も楽しみにしています。
――今後挑戦したい役はありますか?
ホラー作品が好きなので、そういう作品にも出たいですね。あと、制服を着られるうちに着ておきたいっていうのもあります!
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