そんな環は新専従捜査班メンバーに、自らの旅立ちを打ち明ける。その言葉を、放心状態で聞き入る青山新(塚本高史)。難解な事件にタフに挑みながらも、時折描かれる環と青山とのほのかな恋心は、一服の清涼剤として、視聴者をほっとさせ続けてきたが、二人のこれからも気になるところ。そして、メンバーに見送られながら、晴ればれと将来を見据えた表情で歩き出す環。彼女らしい、気丈なラストシーンとなった。
環を演じた倉科自身も、気丈に最後の撮影を終えたが、スタッフからの「水田環役の倉科カナさん、全編終了です!」との声とともに、東山から大きな花束を贈られると、瞳から熱いものがあふれた。
「朝は実感がなかったんですけど…実家を出た時よりも、すごく寂しい」と、大役をやり切った安堵(あんど)感と、現場から離れる寂しさが入り混じり、涙が止まらない様子。
シーズン1から出演してきた倉科にとって『刑事7人』の現場は「私にとって大切な場所で、ホーム」だと明かす。「また、いつか戻って来たい」と語ると、東山をはじめとしたキャスト陣、スタッフら盟友たちから「待ってます!」「待ってるよ!!」と口々に声が掛かり、大きな拍手で送られた。
そして、最後には東山から花束とともに“お姫様抱っこ”をするサプライズをされた倉科。相変わらず瞳をぬらしながらも笑顔で、愛のあふれるクランクアップとなった。
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