内藤秀一郎、瀬戸利樹がBLドラマで共演「何度かあるキスシーンが見どころです」

BLドラマレーベル「トゥンク」の第2弾作品「先輩、断じて恋では！」が、LaLa TVにて7月31日より 毎週日曜23:00から放送されることが決定。BLコミックサイト「COMICフルール」掲載作の映像化作品でもある本作は、CG制作会社を舞台に、誰にでも人当たりが良く、周りからは「チャラい」と言われがちな先輩・柳瀬と、そんな柳瀬に憧れつつも、素直になれないピュア＆シャイボーイな後輩・金田の恋模様を描くオフィスBLコメディだ。

今回、柳瀬を演じる内藤秀一郎と、金田役の瀬戸利樹にインタビューを実施。“仮面ライダー出身俳優”という共通点を持つ2人に、撮影現場でのエピソードなどを聞いた。

――共演相手がお互いだと知った時の第一印象をお聞かせください。

内藤「僕は一気に不安になりましたね」

瀬戸「なんでや(笑)」

内藤「僕、先輩役じゃないですか。でも、リアルだと瀬戸君が1歳年上で『仮面ライダー』シリーズでも5作前に主演されたという大先輩なんですよね。なのに、僕が先輩風を吹かせる役というので、瀬戸君はどんな気持ちになるのかな、という心配がありました。でも、顔合わせの時から仲良くさせていただいて、オンラインゲームという共通の趣味もあって一気に打ち解けて。出会って2日目くらいから、もう『利樹』って呼んでいましたね（笑）」

瀬戸「初めて会った時は『クールな男！』『背、でかっ！』って思いましたね。その第一印象が強すぎて。身長も10㎝近く差があるので、僕は子どもに見えないように頑張ろうと思ってました」

内藤「…子どもに見えてたよ」

瀬戸「えっ？」

内藤「俺の角度からだと、瀬戸君の目しか見えてなくて、おまけにクリクリだから、子どもにしか見えなかった(笑)」

瀬戸「誰が子どもや(笑)。でも、内藤君はクールだと思っていましたけど、話すとすごくしゃべりやすい方だったので、撮影序盤でお互い言いたいことも言えるぐらい仲良くなれたのでよかったですね」

――柳瀬と金田の関係性について、どのような印象を持ちましたか？

内藤「僕はモヤモヤしましたね！全然気持ちを伝えないし、どちらかと言うと金田の方が気持ちを伝えてくれているんですけど、柳瀬は途中まで逃げているんですよね。天才だし、カリスマなのに恋愛ベタなところがあって。なのに後半で、いきなり気持ちが爆発しちゃうんですよ。追われている時は余裕だけど、追う側になって金田の大切さがわかって…。そこからの柳瀬が愛おしいなと感じました」

瀬戸「『すれ違ってるなー』と感じながら演じていましたね。でも『こうでなくっちゃ』とも思いました。最初の方は、金田の目線で柳瀬を追っているんですけど、後半になるにつれて柳瀬の目線で金田を追って、モノローグが増えて行くという展開になるのが、すごくおもしろいなと思いましたし、注目していただきたい部分でもあります」

――撮影中はドキドキしましたか？

内藤「しましたよ、僕。撮影中、『可愛い』って言ってたもんね」

瀬戸「……」

内藤「なんで嫌がるんだよ！」

瀬戸「嫌がってないって(笑)でも、すごいんですよ。撮影中、カットがかかった瞬間にすぐ『…可愛いな』って言ってくるから」

内藤「言いたくなるんですよ。それくらい可愛かったです」

瀬戸「素直な人だなって思いました(笑)。僕ももちろんドキドキしましたよ。内藤君ってカリスマ顔で、天才型の役が似合う系だと思っているんですよ。背も高いし、すごくドキドキしましたね。頭ぽんぽんもありましたし、『こういう感じなのか、悪くないな』と思いながら受けさせてもらいました」

――本作は、仕事を通して成長する青年たちの物語でもありますが、2人は役者として成長するために、何かチャレンジしてみたいと思っていることはありますか？

内藤「ボディメイクはありますね。やっぱりしっかり筋肉つけて、外見で魅せる芝居なんかもしてみたいですね」

瀬戸「水泳がしたいです。水泳選手の皆さんの筋肉の付き方って、広背筋や胸筋が発達していて、すごくカッコいいじゃないですか。僕もボディメイクするのなら、水泳でいい筋肉をつけたいですね」

――最後に、ドラマの放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。

内藤「個人的には前半の柳瀬と、後半の彼がかなり違っていて、追われる人間から追う立場に代わった時の人の感情を赤裸々に描いている部分に注目して欲しいです」

瀬戸「何度かある、僕らのキスシーンは見どころではないかと思います！1カットごとにこだわったライティングが素晴らしい映像も綺麗ですし、注目していただきたいですね」

内藤「あ、金田がちょっと感情的になった時に出る富山弁も好きだったよ」

瀬戸「柳瀬に怒るシーンだね」

内藤「そこもめっちゃグッと来るので、楽しみにしていてください！」

取材・文＝中村実香

ヘアメイク＝Sayu　スタイリスト＝山本隆司　(内藤秀一郎)
ヘアメイク＝窪田健吾(aiutare)　スタイリスト＝瓜坂拓海　(瀬戸利樹)