伊達さゆり、初写真集は「楽しみ、ドキドキ、不安」、飾らない自分と向き合っている

2022/07/20 08:30 配信

芸能一般 インタビュー

伊達さゆり※提供写真

「ラブライブ!スーパースター!!」澁谷かのん役で出演をするなど注目声優の伊達さゆりが、ニコニコチャンネルプラスで展開中の自身の冠番組「伊達さゆりのあと8cmは伸ばせます!」の生放送で、ファースト写真集の発売日(2022年9月28日)を発表した。現在制作中の写真集の秘話や自己表現について、また今後の活動について語ってくれた。

初の冠番組は「不安でいっぱいだった」、今はファンと一緒に番組を作ることが楽しい

「伊達さゆりのあと8cmは伸ばせます!」キービジュアル※提供写真


――伊達さんの番組「あと8センチは伸ばせます!」が始まって4カ月ほど経ちましたね。

伊達さゆり:そうですね。最初は番組を持たせていただくってことを知った時に1時間生放送で顔を出してしゃべれるのかとか、すごく緊張してどうなるんだろうと思ったんです。スタッフさんの方が考えていただいた企画や、私の身長が低いっていうチャームポイントを面白く番組名に入れていただいたりしたのも嬉しかったです。視聴者さんがコメントとかでリアルタイムで打ってくれて、それを見て一緒にその瞬間を作り上げていけてるのがすごく楽しいです。

――初回からかなり盛り上がっていましたね。

伊達さゆり:初回から写真集を作りますという重大発表をさせていただいたんです。その発表自体はすごくうれしかったけど、皆さんがどう思ってくれるんだろうとその時は正直不安でした。小さいくす玉を割る演出があって、映像を見返すと笑っているんですけれど、内心バクバクで「これで何か大丈夫かな」とか「自分なんかが…」みたいな気持ちもすごくあったんです。でも、コメントですごく盛り上がっていただいて、リアルタイムで楽しめるのは生放送ならではだなって思いました。「8センチは伸ばせます」で発表できてすごく良かったなって思います。

――これまでの放送回で印象に残っていることは?

伊達さゆり:挑戦したことないことを挑戦しようっていうコーナーがあるんです。昔から、「やってみたいけど、やれていないこと」が多くて。たぶん番組じゃなかったらやらないことを、視聴者の皆さんと一緒に挑戦をしていくコンテンツは生放送ならではだなって思っていて楽しいです。

――自分の気持ちをしっかり話してくれましたが、これも冠番組の効果でしょうか?「普段だったらやらないこと」挑戦企画で印象に残っているチャレンジは何でしょうか。

伊達さゆり:去年からいろいろな番組ですごく鍛えられたなって思ってます。印象に残っていることは2つあるんですけど、1つは2回目の放送でやらせていただいたんですが、私は楽器のハープを演奏してみたいっていう願望あったんです。楽器がそもそも高価というか手が出しにくいイメージがりますけれど、なんとそのハープをサプライズで用意していただいたんですよ。どこで買っていいかも分からないですし、そもそも買ったとしても自分に合うかどうかもわからないですし…。初めて演奏させていただいて、すごくそれが楽しくて。生放送だと視聴者の皆さんが弾き方を教えてくれるんですよ。

――視聴者の中にハープ経験者がいた?

伊達さゆり:すごいびっくりしたんですけど、一人でやってる生放送なので、ハープの先生がいるわけでもないので、もうあたふたしてたんですけど、なんとか皆さんのおかげで弾くことができました。あのはホンワカしたあったかい気持ちになりました。

――配信を楽しんでいるでやっているのが伝わってきました(笑)。

伊達さゆり:あと、2つ目が今回第5回の放送で、ダミーヘッドマイクを使った配信をさせていただきました。私声優になる前からダミーヘッドの存在は知っていて、声優さんがよく耳元の近くでささやいたりするのは自分もいつかやってみたかったんです。自分ではどう聴こえているか分からないけど、視聴者のみなさんの反応があるから「今の良かったんだな!」と分かることがあるのが初めてわかりました。生放送であることのありがたみを感じることができたので印象に残っていますね。

初写真集は「楽しみ」「ドキドキ」「不安」、飾らない自分と向き合っている

『ラブライブ!スーパースター!!』澁谷かのん役、同作品のスクールアイドルグループ・Liella!のメンバーとしても活動する声優・伊達さゆり(Photo/Hiroshi Fujiwara)


――放送の中で写真集の発売日を発表されました。制作中だと思いますが、今はどんな気持ちでしょうか。

伊達さゆり:楽しみと、ドキドキと、ちょっとの不安の気持ちが3つ固まっていますっていう感じですね。まず撮影させていただく場所が沖縄と仙台っていうことで、すごく「逆」だなって思います。片や私の地元仙台で、もう1カ所が沖縄。今まで一度も行ったことがなくてずっと行ってみたかった憧れの場所だったんですよ。

沖縄の撮影は、写真の中ではキャピキャピしてたり沖縄初体験の笑顔の写真とかもきっとあると思うんですけど、仙台は今まで見慣れてきた景色の中で撮影します。憧れの沖縄の土地と地元仙台の土地とで、多分表情とかも全然違うと思いますし、その時の感情も絶対に違うと思います。そんな、19歳から20歳になるまでの過程を、今回は写真に収めてもらっています。

子どもから大人っていう成長がテーマになります。私も大人っぽくなりたいって言っていていますが、まだまだ難しいんですけれどそのちょっとぎこちない表情だったり、ちょっと背伸びして頑張っているところも等身大の私として、今回作品をお届けしたいです。

伊達さゆり、沖縄で撮影した写真集の先行カット(Photo/Hiroshi Fujiwara)

――生放送の中で写真集カットを公開していましたね。恥ずかしい!と言ってましたが、照れの気持ちはもう乗り越えられましたか?

伊達さゆり:実はまだありますね(笑)。うれしさの中に恥ずかしさもちょっと入っていて、まだ慣れないですね。

――大きなステージでライブも経験されていますが、まだ緊張感はあるんですね。

伊達さゆり:やっぱり「ラブライブ!スーパースター!!」だと、声も歌も「澁谷かのん」としてやらせてもらっているのに対して、写真集や番組は伊達さゆり個人としてなのでやっぱり違いますね。ありのままの私や、その時の伊達さゆりに合う衣装だったりを選んでいただいていたり、やったことのないヘアスタイルにも挑戦させてもらったり。いい意味で緊張感がある撮影だったと思っています。この風景にはどういう表情が合うんだろうとか、どういうポーズを決めたらいいんだろうっていう、「等身大の飾らない自分を考える期間」も今ならではなのかもしれないです。

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