Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演を務めるドラマ「純愛ディソナンス」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)。7月21日に放送された第2話は、正樹(中島)と冴(吉川愛)にとって衝撃の展開が相次いだ。そのなかで、比嘉愛未と富田靖子の怪演ぶりが見ものだった。(以下、ネタバレがあります)
正樹と冴の関係に“影”を落とす役を比嘉愛未と富田靖子が熱演
同作は、新任音楽教師・新田正樹(中島)と生徒・和泉冴(吉川)の純愛を軸にストーリーが展開。タブーと背中合わせの純愛は、次第に周囲を巻き込み、やがて“ディソナンス=不協和音”となり、ドロドロな展開を生み出していく。
冴の同級生の朝比慎太郎にHiHi Jets・高橋優斗、国語教師・碓井愛菜美に比嘉愛未、社会科教師・加賀美理に眞島秀和、冴の母・静に富田靖子がふんする。
第2話は、正樹の大学時代の先輩で、桐谷高校を突然辞職したまま行方が分からなくなっていた元音楽教師の由希乃(筧美和子)が遺体で発見されるという衝撃が広まるなか、正樹と冴の距離が近づく様子が描かれた。
しかし、そんな2人の関係に愛菜美と静が影を落とした。
富田靖子“静”が中島裕翔“正樹”に激怒!
実力派として知られる富田。6月まで放送されていた連続ドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)では優しい教師を演じていたが、「35歳の少女」(2020年、日本テレビ系)、少しさかのぼれば「鈴木先生」(2011年、テレビ東京系)などで、狂気をにじませた役柄で強い印象をもたらした。
そのため本作でも、第1話から男性に頼り、子どもの冴にも依存するシングルマザーで異彩を放つ姿に、視聴者から怪演を期待する声が上がっていた。
そして、第2話。冴の大学の推薦話に消極的だった静に正樹が機転を利かせてなんとかその場を収めていた。その後、大学の先輩で亡くなった兄の恋人だった由希乃の件で、悲しみの感情があふれ出てしまった正樹を冴が抱きしめたときの姿が写真に撮られ、ネットに流出。その件で静は職員室へ乗り込んだ。
大学の推薦話のときのこともあって、激昂する静は、さらに冴が書いていた小説原稿のモデルが正樹だと言ってばらまき始めた。怒りを抑えられなくなった正樹が「どこまで娘を追い詰めれば気が済むんですか」と言えば、「私は母親ですよ」とまっすぐに正樹の目を見て応酬。正樹がさらに責め立てると、静は「なんですってぇ!」と胸ぐらをつかんだ。
中島も視聴者から称賛される迫真の演技を見せたが、打算的な内面を持つ正樹の怒りを引き出した静の“毒親”っぷりの言動を体現した富田はさすがだった。狂気をはらんだ目つきは、見る者も震え上がるほどだ。
本話もタイトルがTwitterのトレンド入りする反響を呼んだなか、「富田さんの激昂シーンはやっぱりすごい」「富田靖子さんへのヤバ演技における圧倒的信頼度が高すぎてわくわくしてる」「富田さんの怪演まじやばい」といった声が上がった。