吉沢亮が、10月スタートのドラマ「PICU 小児集中治療室(仮)」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)で、“月9ドラマ”初出演にして初主演を務める。同ドラマは、吉沢演じる小児科医がPICU(Pediatric Intensive Care Unitの略称。小児専門の集中治療室)で命のリミットと死闘し、“子どもの命”をテーマに「生きるとは」「命とは」「家族とは」という問いに真っ正面から向き合うメディカル・ヒューマンドラマだ。
舞台は北海道!小児科医が先輩医師が命と向き合い奔走する
舞台は、雄大な自然、広い空、そして、地平線が果てしなく広がる北の大地・北海道。人々を魅了してやまない美しい大地である一方、広大すぎるがゆえに搬送までに長時間を要することも少なくなく、刻一刻を争う急患の子どもたちにとっては残酷な土地でもある。この物語は「大規模なPICUの運営は極めて困難」と言われてきた北海道で、駆け出しの小児科医が先輩医師と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICUを作るため、そして1秒でも早くPICUに搬送できる医療用ジェット機の運用を可能にするために奔走する姿を描く医療ドラマ。
吉沢亮演じる“志子田武四郎”の役どころ
吉沢が演じる主人公・志子田武四郎(しこた・たけしろう)は、北海道で生まれ育った27歳の小児科医。幼い頃に父を亡くしており、女手一つで育ててくれた母・南(みなみ)と二人暮らしをしている。母思いで料理上手、家事全般もそつなくこなす優しい青年だが、大事な場面で不器用さを発揮することも。実家から通える病院であれば何科でも良いと考え小児科医になったという経緯がある、安定志向の持ち主。
ある日、勤務先の病院に新設されたPICUに異動することになり、そこでPICU医の植野元(うえの・はじめ)と出会う。植野は日本各地でPICUの整備を推し進めてきた小児集中治療のパイオニア。「日本一広大な自然を相手に、医療用ジェット機を運用した日本屈指のPICUを作る」という“最後の大仕事”を成し遂げるため、東京からはるばるやってきた。
陸路での搬送が絶望的な北海道で、医療用ジェット機で雄々しい山を越えて1秒でも早く搬送すること、どんな状況のどんな子どもであっても全員を受け入れられるPICUを作ること、そんな確固たる覚悟を持ってやってきた植野との出会いが、武四郎の小児科医人生を大きく変えていくことになる。
しかし、立ち上げたばかりのPICUは圧倒的な人材不足で、急患を受け入れられる状態ではなかった。そんな中、稚内市の病院から連絡が入り、発症から4時間経過した少女が運び込まれくる。子どもたちの生死を分ける過酷な職場・PICUで、不器用で純朴、泣き虫で未熟な“どさんこドクター”が直面する現実とは。植野の「志子田くんにとって医者の仕事って何なの?」との問い掛けに、武四郎は正面から向き合うことになる。