俳優の杉咲花が7月29日、都内で開催された映画「ぼくらのよあけ」の公開アフレコイベントに出席。演じる役にちなみ、子どもの時に夢中になっていたことを話した。
公開アフレコをした感想を求められた杉咲は「大勢の人の前でやるのは慣れないのもので、とても緊張しました。脚が震えましたね」と述べた。
オファーが来たときの心境は「主人子の声って重要なので『ちゃんと表現できるように頑張らないと』っていう想いでいっぱいでした」と振り返った。役作りをする上で、監督から伝えてもらったことについては「気持ちが大事っていうお話をしていただきました。あんまり経験があるわけではないからこそ、自分の中に芽生えてくる気持ちを一番大切にしていけたらいいなという想いがあったので、それを共有できたのは貴重な時間でした」と語った。
また、他の声優と共に、アフレコをしたときのエピソードを聞かれると「アフレコの時以外は部屋が別れていたので、あんまりお話ができなかったんですけど、迷わずそれぞれの個性豊かなキャラクターを演じる皆さんに圧倒されました」と言い、続けて「『悠真(杉咲演じる)はこっちだよ』って導いてくれた感じもあります。皆さんの声を聞いて、ついて行ったらきっと大丈夫だと思わせてくれましたね」と口にした
同作品の内容にちなみ、27年後の2049年はどういう世界になっているか、自身は何をしていると思うかと問われると「緑が増えていたらいいなって思います(笑)。その時、私は51、52歳になっていますが、このお仕事を続けていたいですね」と笑顔を見せた。
さらに、子どもの時に夢中になったことについては「小学生の時はドッチボールにハマっていて、昼休みと夕方休みは常にドッチボールをしていました」と回想し、「顔面に当たって鼻血が出ちゃうこともあったんですけど、それでも楽しくて投げたり逃げたりしていました。泥んこになって遊ぶタイプでしたね」と明かしていた。
◆取材・文=大野代樹