金剛地武志インタビュー「前島は“スパイシー”な役どころです(笑)」

2017/05/24 06:00 配信

ドラマ インタビュー

「恋がヘタでも生きてます」に、前島耕一役で出演中の金剛地武志


毎週木曜、日本テレビ系にて放送中のドラマ「恋がヘタでも生きてます」。同ドラマで、ゲーム雑誌の編集長・前島耕一を演じる金剛地武志にインタビューを敢行。役作りの裏話や、共演者とのエピソードなどを語ってもらった。

――まずは今回、ご自身が演じている「前島耕一」という役柄についてお聞かせください。

ゲーム雑誌の編集者という役柄なんですけど、会社に行ったのは1回、(第2話冒頭の)ワンシーンだけで、その後はずっとバーかクラブで飲んでいるっていう…(笑)。全然仕事をしていない、ただの女好きな男ですね。

――ここまで前島を演じてこられていかがですか?

自分なりに自由に演じることができて、とてもありがたかったです。(この作品が始まる前は)いつもより髪の毛が伸びた状態だったんです。その状態の髪形もちょっと気に入っていましたし。

それで、その髪形のまま衣装合わせにいったんです。その時に「これをくりっくりに巻いて、“失敗パーマ”ってコンセプトはどうですか?」って提案してみたら、「じゃあそれで!」ってその通りになっちゃって、うれしかったです(笑)。

あと、「“マエジ”って呼んで」とか「“マエシマ”って間違えて呼んで」とか、撮影中いろいろ皆さんに仕込んでたんですよ。でも結局、皆さんがそういうのを全然言ってくれなくて定着しなかったんですけどね(笑)。

【写真を見る】プレーボーイの前島らしく、指をくわえたポーズを披露してくれた金剛地武志


――今回のオファーがあった時、ドラマのプロデューサーさんやスタッフの方からは、役柄についてどのような説明をされていましたか?

(恋愛ドラマにとっての)スパイスです(笑)。スパイシーな役どころです。番組公式ホームページに人物相関図が上がっていますけど、そことは関係ないです(笑)。恋をするのは若い人たちに任せて、「恋ヘタ」とかじゃなく、「ちょっと変わった人が出てきたな~」ってところですよね。息抜き、箸休め的な役どころです。

――以前ご出演されていた「ケータイ刑事」シリーズなど、これまではかなり真面目な役どころが多かったようにも思いますが、今回は非常に「お調子者のオジサン」という感じで、何か「新境地」といった印象を受けました。役作りの面で、何か意識されたことはありましたか?

(芝居が)固くならないように意識しました。以前の「ケータイ刑事」の鑑識役などは、せりふが説明的だったりしたので、見た目も相まって真面目そうに映る固い役だったと思います。でも実は、中身は面白い役だった(笑)。今回のドラマでも、前島が千尋ちゃんに「何カップ?」って聞くのと大して変わらないんですよね(笑)。

とにかく自由に演じさせてもらえたので、「あれ、これもいいの?」「こんなことしようと思ってるんですけど…あ、それでもいいの?」みたいな、そういう感じでどんどんエスカレートしたというか…(笑)。

監督さんやスタッフの方含め、とても現場の雰囲気が良くて大変やりやすかったですね。自分からアイデアを発信しやすかったですし、それをスタッフの方やキャストの皆さんに受け止めていただけましたし。

――では、どなたかを参考にされたということはなく?

そういうことではないですね。割と自分の地に近い部分もあると思いますね。普通に喋っていますしね。