山崎賢人が、10月スタートの日曜劇場「アトムの童」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)で主演を務めることが発表され、若き天才ゲーム開発者・安積那由他(あづみ・なゆた)を演じることが分かった。また、脚本を担当するのは「相棒」シリーズなどを手掛けた神森万里江氏。ゲーム業界を舞台に、主人公が大資本の企業に立ち向かい、周囲の人たちとの関わりによって成長していく姿を完全オリジナルで描く。今作で日曜劇場初主演となる山崎は「家族みんなで見て熱くなれるような最高の作品にしたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください」とコメントを寄せた。
主人公は「ゲーム業界のバンクシー」と称される“天才”
山崎が演じる那由他は、大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称「インディー」と呼ばれる若き天才ゲーム開発者。「ジョン・ドゥ」という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称されていたが、一つの事件をきっかけにゲーム開発から離れ、静かに暮らしていた。
その一方で、ある会社が彼を探していた。その会社とは、老舗玩具メーカー「アトム」。海外との価格競争などの影響で、廃業の危機を迎えていた「アトム」は一発逆転の経営再建のために、新業態として「ゲーム制作」へ参入すべく、経営のかじを切る。資金もノウハウも持たないアトムは、わらにもすがる思いで「ゲーム業界のバンクシー」である那由他とコンタクトを取ろうと奔走する。