――住人たちは、極限下で「こんな時だからこそ、恋がしたい」と思うようになりますが、同じような極限状況に直面した場合、桜田さんも恋がしたくなると思いますか。
え~!私ならみんなで平和に暮らせていたらいいやって思っちゃうかもしれないです。「変な揉め事とか起こさないで…! そんなことより、食料、食料!」みたいな感じになると思います(笑)。
――食料、大事ですよね。ちなみに、桜田さんご自身がこれまで極限状態になったことはありますか。
今回の現場で、家に帰るのが朝の9時くらいで、そこから次の現場に向けて夕方の4時に起きる生活を送っていたんですけど、朝はすごくお腹が空くんです。現場にいると仕事をしているので、お腹が空いていても空腹にとらわれることがないんですが、帰ってきて一気に空腹が襲ってきて…。でも、同時に眠気もきちゃって“睡眠を取るか食事を取るか”という究極の状態を毎日迎えていました。
――まさに極限状態ですね…。どちらを選択したんですか?
睡眠です。食べるのは起きていたらいつでもできるんですけど、睡眠は家でしか取れないし、やっぱり顔色が悪くなってきちゃうので寝た方がいいなということで、お腹が空いていても睡眠をとった自分がいました(笑)。
――住人たちは「恋がしたい」という気持ちが生きるエネルギーの一つになると思いますが、桜田さんのエネルギーになっているものはありますか?
愛犬です。愛犬がいなくなった時のことを考えられないし、仕事がどれだけ大変でも帰ってきて「おかえりー!」って尻尾を振ってくれる姿を見ると、本当に疲れも吹きとびますし、私の働くエネルギーになっています。
――ショッピングモールで避難するという設定ですが、撮影で苦労したことはありましたか?
ショッピングモールを貸し切って撮影していたんですが、真夏の夜だったので結構辛かったです。役柄的に上下ジャージでいることが多かったので、暑さ対策っていうのがすごく大変で…いつも片手に扇風機を持っていました。
――避難場所がショッピングモールというのは、衣食住が充実していて良さそうですね。
そうですね。今回出てくる女子部屋も、実際のショッピングモールの一角を女子部屋に飾り付けして撮影していたので、ちょっと悪いことしている気分になってました(笑)。
――その装飾の中で、お気に入りポイントとかありますか。
女の子が使っているベッドにそれぞれの個性が溢れていて。梨々ちゃんが使っているベッドはシンプルなんですけど、他の登場人物のベッドの上は散らかっていたり、ぬいぐるみがたくさん置かれていたりとか、細かいところに個性が表れています。