8月4日、映画『アイ・アム まきもと』の完成報告会が都内で行われ、阿部サダヲ、宇崎竜童、松下洸平、水田伸生監督が登壇した。
松下洸平、“気配の無さ”をやめたいけどやめられない
主人公・牧本にちなんで、「迷惑を掛けていると解りつつも“やめられないこと”」を発表。
松下は「そうしたくてやっているわけではないんですけど」と前置きをして、「今回の現場でも一度やらかしました。庄内地方での撮影だったんですが、人数が多かったので何班かに分かれて移動するということで、僕は着替えを終えて別室で呼んでいただけるのを待っていたんです。そうしたら、皆さんがいるスタンバイ場所がすごく静かで、『あれ？』と思って、車が停めてあった方に行ったら車がなくて…。僕だけが残ってしまっていて、初日からちょっとだけみなさんを待たせてしまいました。“気配の無さ”をやめたいんですけど、やめられないというか。何回もやっているんです」と、気付かれずに置いてかれたことを明かした。
阿部は「いや、それは松下さんのせいじゃなくて、スタッフさんじゃないですか？ 見付けなきゃだめじゃないですか？点呼もとって移動しないといけないと思いますし」とビックリ。
宇崎は「嫁が洗ってくれて乾かしてくれた洗濯物を、いつも僕の部屋にちゃんと畳んで置いてくれるんです。でも、自分はそれをタンスに入れたことがなくて、毎日キレイな洗濯物が溜まっていっています。今日、出てくる前に見たんですけど、腰ぐらいの高さになってました（笑）。『何十年も前から、洗った洗濯物をタンスやクローゼットに入れてくださいねって言っているけど、あなたは20年、30年経ってもそこに置いとくのね』って、妻は僕を送り出す時、プンプン怒っていました。『あとは仕舞うだけなんだからできるでしょ？』って言われても出来ない。キレイなゴミ屋敷みたいになっています(笑)」と明かした。
宇崎竜童、「人の話を聞かない」と妻から注意
阿部は「地方ロケの時、お世話になった地方の方を好きになるというか、仲良くなるのをやめられないです」と回答。「今回も、控室として使っていたレストランの料理長がたまたま高校の先輩だったんです。その人ともベッタリくっ付くようになっちゃって、出来たばかりの生ハムをいただいたりしました。優しさに甘えちゃうんです。それはやめられないというか、やめたくないです(笑)」と笑顔を見せた。
他に、「○」「×」で答える「まきもと度チェック」が行われ、「人の乱れた髪型が気になる」という質問に「○」と答えた松下は、「気になるほどじゃないですけど、見ちゃいますね。現場でご一緒している俳優さんの髪がはねていたら、お節介ですけど、直してあげるかもしれないです」と回答。「人の話を聞かない」という質問には宇崎が「○」を挙げて、「数人で会食している時、誰かが話題を提供してくれるはずなんですが、嫁にいつも言われるのが『あなたは人の話を聞かないで自分の話ばかりしている。人の話を聞きなさい』って」と答えると、阿部が「宇崎さんの話って、皆さん、聞きたくなるじゃないですか。だから“宇崎待ち”みたいになっているんだと思います」とフォローした。
最後は、阿部が「本当に素敵な映画です。これから観る方が身近な問題になるかもしれないメッセージも込められた映画だと思いますし、たくさんの方に観ていただきたいです」と、メッセージを送り、完成報告会を締めくくった。
映画『アイ・アム まきもと』は9月30日(金)より全国公開。
◆取材・文＝田中隆信
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