映画「RISE UP」が11月21日に公開初日を迎え、同日、主演の林遣都、山下リオと中島良監督が都内で舞台あいさつを行った。
本作は、パラグライダーに熱中する少年・航（林）と、ひき逃げ事故によって失明してしまった少女・ルイ（山下）が、交流を通して互いに成長していく物語。撮影は石川県で行われ、石川県限定上映だったものが好評につき全国上映されることになった。初の試みとしてバリアフリー上映を開催。ヒロインと同じ障害を持つ観客にも映画を楽しんでもらいたいという思いから、ボランティア団体の協力を得て6都市で上映される。
林は「最近東京は天気が悪かったんですが、今日は久しぶりに晴天に恵まれました。この映画は大空を舞台にした作品なので、今日のこの天気はすごく縁起がいいと感じて楽しみな予感がします」とヒットへの期待を寄せた。撮影中のエピソードについては、「高い所も景色がいい所も好きなんで現場はとても心地よかったです。でも実際にパラグライダーで飛ぶとなるとさすがに怖かったですね」と振り返った。
山下は「監督と一緒に視覚障害者センターに行ったり、実際に盲目の方から話を聞いたりしました」と役作りの裏側を明かした。林の印象については、「お互い関西人だったんで、林さんが関西弁で何かしゃべってって言ったので、関西弁でしゃべったんですが、何も反応がなくて。林さんってすごい自由な方なんだなと思いました」と林のマイペースっぷりを暴露。
林は山下について、「10日間だけの撮影だったので最初はあまり仲良くなれないと思っていましたが、合宿状態で距離がとっても近かったのですぐ仲良くなることができました。僕が撮影の休憩時間にムービーを撮ってたんですが、山下さんはふざけて映り込んでくれたり意外な一面がありました」とコメント。観客からの「ムービーが見たい」との声に、「駄目です。そのムービーは家宝です」と拒否して笑いを誘っていた。
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東京・ユーロスペースほかにて公開中、以降全国順次ロードショー
