俳優の竹内涼真が8月18日、都内で開催された映画「アキラとあきら」の公開直前イベントに、共演の横浜流星と共に出席。撮影中の印象に残っているエピソードや、辛いことへの対処法を語った。
10年、20年続けていくにはどうすればいいんだろう
作中で銀行員を演じたことについて竹内は「事前に『どうやって仕事をするのか』という勉強の時間を設けていただいたので、やりやすかったですね」と回顧。続けて「スーツにこだわっていて、テーラーに特注で作ってもらったんです。あと、階堂(横浜演じる)はいい時計を付けているんですけど、僕はホームセンターで買ったような時計でした(笑)」と笑顔を見せた。
撮影中の印象に残っているエピソードを聞かれると「僕がびっしょびしょになるシーンが冒頭にあるんですけど、それを撮った日は3時間くらい間があったので(横浜と)結構話をしたんです。言えないような話もたくさんして、2人の距離がぐっと縮まりましたね」と口にした。
同作品の内容にちなみ、10年で起こる変化について尋ねられた竹内は「この仕事を初めて来年で10年になるんですけど、1年目と今では考え方も全然違うし、精神的にも人としても大きくなったと思います。これから10年、20年続けて行くにはどうすればいいんだろうって考えることがありますね」としみじみ。
さらに、辛いことへの対処法については「1番大切なのは自分なんですけど、きついことってどこにいても感じると思うんです。だから、幸せになるためにストレスをパワーにして頑張っています」と返答。
横浜は「ネガティブな意味にではなく、どうせ死ぬじゃないですか。そう考えると悩んでいる暇なんてないなって思うので、目の前にあることを全力でやっています。明日がなくなる可能性だってあるし、後悔して人生終わりたくないですからね」と持論を展開していた。
映画「アキラとあきら」は、8月26日(金)より全国で公開される。
◆取材・文=大野代樹